ヘッダースライド

クラスター爆弾の製造企業に対する投融資が世界で310億ドル 責任投資や企業の社会的責任が一層問われる時代に

「非人道兵器」として国際法で禁止されているクラスター爆弾を製造する企業に対し、世界の金融機関が行っている投融資の現状を、国際NGO「PAX」(拠点・オランダ)が5月23日に発表した。この報告書によると、2013年6月から今年3月までの4年間に、166社から310億ドル(3兆4000億円)の投融資が行われ、日本の金融機関も4社含まれていた。同日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で調査を進めてきたNGOの関係者が記者会見を開き、現状を報告した。

続きを読む

イスラームの世界~あなたの上に平安あれ(5) 写真・文 奥田敦(慶應義塾大学教授)

纏うファッション 見せるファッション

今年の初め、相模湾に富士山がくっきりと浮かび上がる冬晴れの江の島に、インドネシア人の2人の女子学生らと共に訪れた。小田急電鉄が、2020年に向けて増加が見込まれる東南アジアからのイスラーム教徒の観光客のため、江の島のムスリム向けモデルツアーを作ろうというのだ。これは、神奈川県とわたくしが代表を務める慶應義塾大学SFC研究所イスラーム研究・ラボの共同事業の一環であり、小田急電鉄との企画としては、インドネシアで大きな反響を得たという昨年のムスリム向け箱根モデルツアーに続く第2弾である。

続きを読む

この連載の記事一覧

ミンダナオに吹く風(4) 文・松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

ミンダナオで起きている三つの戦闘

2001年に「ミンダナオ子ども図書館」を創設してから、15年以上活動を続けてきた間に、イスラム地域だけではなく、それ以外の山岳地域でも幾たびも戦闘が起こった。戦闘が勃発して避難民が出ているという情報が入るたびに、罪の無い子どもたちのことを放っておけずに救済活動をしてきた経験から、現地で起こる戦闘には3種類あることが分かってきた。

続きを読む

この連載の記事一覧

「利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割」(3) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

「共謀罪」は宗教にとって何を意味するか?

前回まで、現代では宗教が政治的発言をしたり公共的な役割を果たしたりすることが望ましいと論じた。今の国会では、いわゆる「共謀罪」法案(組織的犯罪処罰法改正案)が審議されているから、この観点から具体的に考えてみよう。

続きを読む

この連載の記事一覧

写真企画「光彩の詩」の第2回

写真家・黒原範雄氏による写真企画「光彩の詩」の第2回は、「楽園」「歓喜の声が聞こえてくる」「光のシャワー」の3点。福島県の裏磐梯の自然が、美しい色彩のハーモニーを生み出している。
https://shimbun.kosei-shuppan.co.jp/photo/

気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(3) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

朝のタンブンライフ――「作って食べる」から「捧げて頂く」の暮らしへ

「さあ、今日もタンブンだ!」

私の朝食作りは、自分へのこの掛け声で始まる。私は今、ライトハウスという瞑想(めいそう)修行場の一角に家族で住んでいる。敷地内には、僧侶や在家修行者が滞在するという、ちょっと変わった生活だ。

続きを読む

この連載の記事一覧