第39回庭野平和賞 南アフリカの聖公会司祭 マイケル・ラプスレー師に

「第39回庭野平和賞」の受賞者が、南アフリカの聖公会司祭であるマイケル・ラプスレー師(72)に決まった。公益財団法人庭野平和財団(庭野日鑛名誉会長、庭野浩士理事長)が2月21日、京都市のホテルで記者会見を開き、席上、庭野理事長が発表した。同日、ローマでも発表された。

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こども食堂から築く共に生きる社会(2)  文・湯浅誠(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)

地域に根を張り続けて

2018年、全国のこども食堂の数を初めて集計した私たちは、驚くべき数字に出会いました。「2286」。全国から寄せられた「うちの県には、今これだけこども食堂があるよ」という数を足し上げていったらその数字になったのです。

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教皇がメッセージ 「人類が戦争に執着することは悲劇」(海外通信・バチカン支局)

ローマ教皇フランシスコは2月18日、東方典礼を執(と)るカトリック教会を管轄するバチカン東方教会省の総会に出席し、参加者に対して、「今、この瞬間に、あらゆる地域で多くの戦争が行われている」と警鐘を鳴らした。教皇はこれまでも、各地で紛争が続く状況を「断片的に第三次世界大戦が進行している」と述べてきた。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(60) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

ついに代表的なコロナ感染国となった日本

前回(第59回)では、新年に合わせて「栄福社会」という明るいビジョンを描いたが、それ以後、懸念したとおりにオミクロン株は猛威を振るい、日本社会を席捲(せっけん)している。東京における私たちの周辺でも、次々と幼稚園や学校などの施設で感染報告や休園・休校などが相次いでいる。一日の新規感染者数は全国で10万人前後というように、第5波までとは桁違いの多さになっている。

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ミャンマー政変から1年 WCRP日本委、ミャンマー委が人道支援

ミャンマーでは国軍がクーデターによって政権を掌握してから1年が経過した。国軍による非常事態宣言は延長され、市民への弾圧が続いている。人々の抵抗は続いており、政情不安による人道危機は深刻だ。世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は昨年6月から人道支援募金を実施。立正佼成会も協力し、会員から4500万円を超える浄財が寄せられた。これらの支援金を基に現在、WCRP/RfPミャンマー委員会で支援活動が進められている。(写真提供=WCRP/RfP日本委)

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全国の壮年部員がリモートで法座 コロナ禍の活動について率直に語り合う

昨年6月に行われた立正佼成会の「壮年(ダーナ)総会」の実行委員が中心となり、全国の壮年部員をリモートでつなぎ、思いを分かち合う新たな取り組みが始まっている。各教会では、コロナ禍の影響で活動の多くがオンライン化され、自由な時間に教えに触れられるようになったといった喜びの声が上がる一方、デジタル通信機器を持たない高齢層の会員の中には、サンガ(教えの仲間)の輪から取り残されたような寂しさを感じる人も少なくない。こうした各教会の実情を共有しながら、全ての人が「大事にされている」と思える活動のあり方を率直に語り合い、模索していくことがねらいだ。

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新宗連「第31期第6回理事会」 令和4年度事業計画案、予算案を承認

新日本宗教団体連合会(新宗連)の「第31期第6回理事会」が2月10日、オンラインで開催された。理事、監事、オブザーバーら42人が参加。立正佼成会から庭野光祥次代会長(新宗連理事)、國富敬二理事長(同常務理事)らが出席した。

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「六花の会」オンライン仏教経営者塾 九星気学を基に心構えを学ぶ

仏教精神を生かした経営を目指す立正佼成会会員(有志)のネットワーク「六花(りっか)の会」が2月12日、オンライン仏教経営者塾を開催した。経営者、個人事業主の会員75人が参加した。

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ウクライナ情勢の平和的解決を呼びかける宗教者たち(海外通信・バチカン支局)

ロシア軍によるウクライナ侵攻への懸念が高まっている。ロシア軍は2月10日にウクライナと国境を接するベラルーシで大規模な合同軍事演習を実施した。欧米諸国は、ロシアの軍事行動に備えて東欧地域で軍事力を増強する一方、外交による事態の打開を目指して動きを活発化させている。

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新型コロナウイルスへの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(43)

新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、家族やサンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介します。今回は、下館教会会員です。

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