共生へ――現代に伝える神道のこころ(12) 写真・文 藤本頼生(國學院大學神道文化学部准教授)

相撲の歴史と神道の関わりをひもとく 五穀豊穣を祈念し、豊凶を占う神事

毎年、新春の初詣が一段落つく頃になると、明治神宮の拝殿前で大相撲の横綱力士による「手数入(でずい)り」と呼ばれる奉納土俵入りが行われる。コロナ禍で昨年は中止されたものの、毎年一月五日から八日頃の、大相撲の初場所前に実施される行事で、本年は場所後の二月一日に行われた。テレビのニュース番組等で報道され、また、三月の大阪場所後の春巡業に際しても伊勢神宮や靖國神社で奉納されているので、読者にはご存じの方も多いだろう。

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カンタベリー大主教がカナダの先住民と面会(海外通信・バチカン支局)

カナダ聖公会総主教会議は2月10日、英国国教会の最高指導者であるジャスティン・ウェルビー・カンタベリー大主教が4月29日から5月3日まで、カナダを訪問すると発表した。

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えっ、これも仏教語!?(59) 【しょうじき】正直

現在ではすっかり日常語となっている「正直」ですが、仏教の「方正質直(ほうしょうしつじき)」を略した言葉です。

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