バチカン諸宗教対話評議会の新議長と元議長が枢機卿に(海外通信・バチカン支局)
ローマ教皇フランシスコは9月1日、バチカンでの正午の祈りの席上、10月5日に13人の新枢機卿を任命するとの考えを明かした。新枢機卿の内訳は、コンクラーベ(枢機卿の互選による教皇選挙会議)での投票権と被選挙権を持つ80歳未満の10人と、カトリック教会に対する特別な貢献が認められながらも、投票権を有しない80歳以上の3人。
WCRP/RfP 第10回世界大会 プログラムから
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)の第10回世界大会で行われた全体会議(I~IV)、分科会、特別セッション、宗教別会合、地域別会合などの内容を紹介する。
(写真提供=WCRP/RfP日本委員会)
WCRP/RfP ドイツ・リンダウで第10回世界大会 共通の未来に向けて 慈しみの実践を
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)の第10回世界大会が8月20日から23日まで、ドイツ・リンダウで行われた。大会テーマは『Caring for Our Common Future―Advancing Shared Well-being(慈しみの実践:共通の未来のために――つながりあういのち)』。ドイツ外務省の協力によって開催され、125カ国の宗教者900人をはじめ1000人以上が参集した。日本委員会からは、庭野日鑛会長(WCRP/RfP日本委員会会長、国際名誉会長)、植松誠日本聖公会首座主教(同日本委理事長)、黒住宗道黒住教教主(同日本委理事)をはじめ40人が参加。20日の開会式では、国際共同議長の庭野光祥次代会長が英語でスピーチを行った。
(写真提供=WCRP/RfP日本委)
WCRP/RfP 第10回世界大会 シュタインマイヤー大統領の開会挨拶(要旨)
宗教は平和を実現するためのもの
ここリンダウのように平和で静かな場所であっても、過去には宗教の名を借りて起きた「三十年戦争」(1618~1648)という歴史があります。この宗教戦争は多くの犠牲者を出し、貧困を生み、町を破壊し、人類を脅かしました。
気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(31) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)
全てが完璧に揃う日は来ない――時間とお金と健康と
今、夫・ホームさんと息子・3Gの家族3人で、私の実家がある沖縄に2週間ほど帰省している。今回の目的は二つ。お盆の時期に沖縄で一人暮らしをする高齢の母のもとを訪ねること。私の妹の家族に会い、互いの子供同士が触れ合う時間を持つことだ。タイに住む私たちは、直接会う機会が少ない。特に5歳の息子にとって、幼い頃にいとこたちと会って遊ぶ時間は非常に貴重なので、毎年、最低でも1回は家族で会えるように心がけている。
TKWO――音楽とともにある人生♪ ホルン・小助川大河さん Vol.1
日本トップレベルの吹奏楽団として知られる東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)。演奏会をはじめ、ラジオやテレビ出演など、多方面で活躍する。また長年、全日本吹奏楽コンクールの課題曲の参考演奏を行っていることから、特にコンクールを目指す中学生・高校生の憧れの存在でもある。本企画の25人目に登場するのは、ホルン奏者の小助川大河さん。今回は、ホルンを始めたきっかけや恩師との出会い、留学での学びについて話を聞いた。
WCRP/RfP 第10回世界大会 WCRP/RfP国際共同議長の光祥次代会長 開会式での挨拶
50年前、RfP創設メンバーは、核戦争の脅威に直面する中、勇気ある一歩を踏み出しました。創設メンバーの一人であり、立正佼成会の開祖である私の祖父は、「私が宗教協力を呼びかけても、『宗教協力などナンセンスだ』と嘲笑する人がほとんどだった」と語っていました。