男たちの介護――(15) 岡田利伸さんの体験を読んで 津止正敏・立命館大学教授
人生に深みもたらす介護体験
介護をする人や、される人の属性を、類型化あるいは数値化すると、介護の全容が分かったような気持ちになります。根拠のある介護の方法を得られるような気持ちにもなります。でも、それはとんでもない勘違いであることは、これまでの本連載でも明らかになっていますが、今回の岡田利伸さん(68)=仮名=の介護体験のケースでもそうでした。介護は常に具体であり、個別であり、そして、特殊な生活行為であることを教えられたのです。
唯仏与仏(41) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話
野球の選手や相撲の力士といったプロの世界では、一日怠けるとそれをとりもどすのに三日かかるといわれます。進歩には時間がかかりますが、退歩はたちまちやってくるのです。
長沼妙佼脇祖の生誕130年 大聖堂で記念展示始まる
『教えのままに生きる―開祖さまと脇祖さまの願い―』をテーマに「脇祖さまご生誕130年記念展示」が4月21日、大聖堂(東京・杉並区)3階ホールで始まった。同展示は、法の証明役として教えを実践し、会員から「慈母」と慕われた長沼妙佼脇祖の遺徳をたたえるもの。さらに、会員一人ひとりがその信仰に学び、自らの実践に結びつけることを願いとしている。