WCRP/RfP日本委 KCRPと共催で公開シンポジウム 日韓宗教者の絆 強固に
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会と韓国宗教人平和会議(KCRP)共催による公開シンポジウムが10月25日、札幌市の日本聖公会北海道教区札幌キリスト教会主教座聖堂で行われた。これは、両組織が北海道内で開催した「日韓宗教指導者交流」プログラム(23日から26日)の一環として実施されたもの。同プログラムの出席者17人をはじめ、立正佼成会札幌、札幌北両教会の会員を含む加盟教団の信徒ら約130人が参加した。
一燈園 光泉林開林九十周年と西田当番の米寿を祝う会 庭野会長の名代として中村常務理事が出席
一燈園(一般財団法人「懺悔奉仕光泉林」)による「光泉林開林九十周年と西田多戈止当番の米寿を祝う会」が10月20日、京都市内にある同園施設で開催され、立正佼成会から、中村憲一郎常務理事(庭野日鑛会長名代)、佐藤益弘西日本教区長、松本貢一近畿支教区長が出席した。
平和を目指し、地球規模の諸課題について対話 「第32回世界宗教者平和のための祈りの集い」開催(海外通信・バチカン支局)
聖エジディオ共同体(カトリック在家運動体、本部・ローマ)による「第32回世界宗教者平和のための祈りの集い」が10月14日から16日まで、イタリア北部の都市・ボローニャで開催され、世界各国から宗教者をはじめ政治指導者、研究者など300人以上が参集した。立正佼成会から、中央学術研究所の川本貢市所長が出席した。
新・仏典物語――釈尊の弟子たち(17)
毒牙 デーヴァダッタ(Ⅱ)
王宮に通じる門の前で、デーヴァダッタ(提婆達多=だいばだった)は衛士(えじ)に行く手を阻まれました。「あなたさまをお通ししてはならぬ、と王からの申し伝えでございます」。デーヴァダッタは一瞬、耳を疑いました。これまで、わが物顔に王宮へ足を踏み入れ、自由に王のアジャータサットゥ(阿闍世=あじゃせ)と会うことができたからです。衛士と押し問答になりましたが、衛士は王の命令を繰り返すだけでした。その対応が丁重なだけに、その裏に潜む王の固い意志をデーヴァダッタははっきりと感じ取りました。