2018カメラリポート「お会式・一乗まつり」

立正佼成会創立80周年を迎えた平成30年次「お会式・一乗まつり」が10月14日、本会本部(東京・杉並区)周辺で開催された。本会発祥の地・修養道場から法輪閣駐車場までを練り歩く「一乗行進」には、本部班、国内外の支教区、教会など、40隊・約7000人が参加した。大聖堂前広場で行われた「一乗物産展」などのイベントとともに、行進の様子(子供隊を除く)を写真で紹介する。

続きを読む

利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(20) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

「尊皇」の志は今に生かせるか?

明治維新で活躍する幕末の志士たちは、日本が植民地化される危険を察知して、専制的な幕府を打倒することを決意した。幕府に抑圧されていた天皇を尊崇し、その旗印のもとで新しい政治体制を作って国家の独立を守ろうとしたのである。当初は『尊皇攘夷』がスローガンとなっていたが、武力では西洋諸国にかなわないと分かり、「攘夷」をやめて「倒幕」へと目標を転換した。天皇に忠誠を尽くして勤めるという意味で、「勤皇」という言葉が用いられた。

続きを読む

TKWO――音楽とともにある人生♪ ファゴット・福井弘康さん Vol.3

中学2年生でファゴットとの運命的な出合いを果たした福井さんは、吹奏楽部の顧問との会話をきっかけに演奏家を志し、音楽大学に進学する。最終回では、東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の一員になるまでの道のり、そして、ファゴットに取り組む人たちに向けたメッセージを紹介する。

続きを読む