TKWO――音楽とともにある人生♪ ホルン・上原宏さん Vol.3
夜空を彩る花火。地上には、ホルン奏者の上原さんの姿がある。花火師の資格も持ち、時に、打ち上げ花火と音楽を融合させた華麗なショーを手掛けている。興味をもったらのめり込み、突き詰めていく性格だ。今回は、演奏家として音楽に懸ける情熱と、花火を通して広がる表現活動の可能性について語る。
ミンダナオに吹く風(19) ミンダナオ子ども図書館を支えるスタッフの若者たち 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)
ミンダナオ子ども図書館を支えるスタッフの若者たち
ダバオ国際空港の出口から、立正佼成会の「一食(いちじき)平和基金」の担当者の方々が出て来られると、ミンダナオ子ども図書館(MCL)のスタッフのジェニーボーイ君が走り寄ってスーツケースなどを受け取って運び始めた。
「時代」の声を伝えて――文学がとらえた80年(16) 文・黒古一夫(文芸評論家)
「歴史認識」にこだわる
前回の冒頭で紹介したように、21世紀は「9・11」のアメリカ同時多発テロで幕を開け、その後は、現在まで「テロと戦争」に彩られた18年と言ってもよい様相を呈している。今回は、そんな「激動の時代」のただ中で私がどう過ごし、どんなことを感じ、考えてきたか、その一端を述べることで「歴史認識」と文学の在り方について考えてみたいと思う。