本会一食平和基金「平成30年度運営計画」 貧困の解消などに3億1572万円
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会はこのほど、平成30年度の運営計画を発表した。本年度の予算総額として、3億1572万5000円を計上し、全10分野で事業を実施する。このうち、「貧困(飢餓)の解消」「教育・人材育成」を重点分野とした。また、今回の特徴として、同運営委員会が新たに策定した中期運営方針(2018~23年)に沿い、複雑化する社会問題を効果的に解決するため、NGOなどの団体同士の協力を支援する「ネットワークの強化」を今後の重要な取り組みに掲げた。
佼成学園が春の甲子園補欠校に 夏に向け気持ち新たに
「第90回記念選抜高校野球大会」(主催・日本高校野球連盟、毎日新聞社)の出場全36校が1月26日に発表された。佼成学園高校は50年ぶり2回目の同大会出場を期待されたが、選ばれず、補欠校になった。同校野球部は昨秋の都大会で準優勝し、都高野連から同大会21世紀枠での出場を推薦されていた。
バチカンから見た世界(49) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
聖都エルサレムをめぐる問題――イスラーム政治指導者とバチカン
トランプ米大統領が昨年の12月6日、聖都エルサレムをイスラエルの首都と認定し、米大使館を移転させる宣言文書に署名したことに対し、エジプト・カイロのイスラーム・スンニ派最高権威機関「アズハル」のアハメド・タイエブ総長は、「エルサレムに大使館を移転させるという米国の実行を阻止しなければならない」と発言し、12月中旬にカイロで予定されていたマイク・ペンス米副大統領との会見を拒否した。今年に入り、アズハルは1月16、17の両日、同機関で「エルサレム支援のための国際会議」を開催した。86カ国から政治家やイスラーム、キリスト教の指導者が参加した。