大聖堂はじめ全国で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典

72回目の終戦記念日を迎えた8月15日、大聖堂(東京・杉並区)はじめ立正佼成会の全国各教会で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典が行われた。大聖堂には、会員約2000人が参集。第二次世界大戦をはじめとする全ての戦争犠牲者に哀悼の誠を捧げ、現在も各地で続く紛争やテロの早期終結、恒久平和を祈念した。

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新宗連青年会 絶対非戦の誓い新たに 戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典

新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)主催の「第52回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」が8月14日、東京・千代田区の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開催された。加盟教団の会員、信徒ら約2200人が参列。立正佼成会からは庭野日鑛会長(新日本宗教団体連合会=新宗連=顧問)、川端健之理事長(同常務理事)らが出席した。

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盆花の咲くころ

お盆のころになると、水辺にミソハギの群生が見られる。この辺りではミソハギを盆花と呼ぶ。開拓に入った先駆者たちが、厳しい自然と苦しい生活の中で、先祖に花を供える余裕もなく、お盆のころに咲くミソハギを手折って供えたからだという。この話を思うたびに、私は美しい自然の裏に隠された悲しみの歴史に思いを巡らせる。

利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(6) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

祈りの月における公共的な宗教協力

8月は日本人にとって共に祈る時期だ。伝統的なお盆があり、戦後には二つの原爆の日と終戦記念日が加わった。そこで、先祖の供養と戦没者の慰霊を行う月となったのだ。日本人はしばしば集って家族を考え、広くは戦争と平和の問題に思いを致して、一家の繁栄と日本や世界の平和を祈念する。家族と国民というコミュニティーの一員として祈るのだ。

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バチカンから見た世界(30) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

トランプ政権を支持する 極右勢力とキリスト教原理主義(1)

米国東部のバージニア州シャーロッツビルでは、奴隷制の存続を主張して南北戦争を戦った南軍の英雄・ロバート・リー将軍の銅像を撤去する決議が採択された。これに対し、白人至上主義を含んだ極右運動の「オルト・ライト」、白人至上主義団体の「クー・クラックス・クラン」(KKK)やネオナチのグループは8月12日、同市内で銅像撤去の決議に反対する大規模な集会を実施。この集会に抗議するグループと激しく衝突する事件が起きた。

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輝き

朝の光を受けて全てが輝き、一日が始まる。水と空気と太陽と、何一つ欠けても成り立っていかない自然のサイクルの中で、有史以来、永い時間をかけてたどり着いた今朝の風景。空は晴れ渡り、太陽は輝き、いつもと変わらぬことの恩恵に感謝しつつ、この地球という命の星の輝きがいつまでも変わらぬことを願ってシャッターを切る。

その一瞬を撮ろう

朝露が太陽に輝き、ぷるぷると震えながら大地に落ちる、その感動を撮ろう。季節が移り草花が実を結び、時は休むことなく過ぎていく、その真実を撮ろう。絶え間なく揺れ動く心の記録の、その一瞬を撮ろう。