内藤麻里子の文芸観察(47)
須藤古都離(ことり)さんの『無限の月』(講談社)は、恋愛小説にして手に汗握る大救出劇、そして驚きのSF小説でもある。読み終えて、意識を変えることの難しさを突きつけられたような気がする。
頼れる人、場所、心――青少年の居場所を考える
不登校や虐待など、子供たちを取り巻く問題が取り沙汰されて久しい。学校や家庭に安心できる居場所がなく、身近に悩みを相談できる大人もいない。そんな青少年を支援するための「居場所」づくりが課題となっている。今回の特集では、会員の体験と早稲田大学の阿比留久美教授の談話を紹介し、青少年から頼られる人となるため、地域の大人にできることを読者と共に考えたい。
(体験者の記事は、プライバシーに配慮し仮名とする)
「青年の日」各地で学習会 社会問題など共に考える契機に
全国の立正佼成会青年部員が地域社会で菩薩行の実践に励む「青年の日」。その啓発日(毎年5月の第3日曜日)にあたる5月21日を中心にさまざまな取り組みが行われた。この中から、法律や憲法の観点から社会や平和について考えた御殿場、福知山両教会の活動を紹介する。
内藤麻里子の文芸観察(45)
誤解を恐れず言えば、読み終わった時、まさか小説でお芝居が観られるとはという、いささか妙な感慨にふけってしまった。それが永井紗耶子さんの『木挽町(こびきちょう)のあだ討ち』(新潮社)である。
「学んだことを後世に受け継ぎたい」 現地での沖縄平和学習会が再び
3月23日から26日まで、立正佼成会中京支教区の「沖縄平和学習会」(団長=増田貴正中津川教会長)が開催された。参加したのは、コロナ禍の中で入学した高校生たち。修学旅行といった学校行事が中止されるなど数々の制約を強いられてきた学生たちに、自分の目で見て、肌で感じる喜びを味わってほしいと、オンラインではなく現地学習が行われた。
静岡支教区「クリエーション・コア」 “なんでもあり”の熱い語り場 枠にはめようとする意識を払拭
昨年、立正佼成会静岡支教区で行われた、幅広い話題で対話を重ねる法座ベースの新たな語り場「クリエーション・コア」が、今、熱い。
内藤麻里子の文芸観察(43)
犯罪に手を染めたり、犯罪者として糾弾されたりする人々に何が起きていたのか。川上未映子さんの『黄色い家』(中央公論新社)は、なかなか見えてこない彼らの裏側にある一つの類型に切り込んだ。それは、家にいられない少女たちが模索する生きる道であった。
TKWO「課題曲コンサート2023」 コンクール目指す学生らを魅了 初のライブ配信も
東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の「課題曲コンサート2023」が2月17日、府中の森芸術劇場(東京・府中市)で開催された。
庭野会長 「朔日参り(布薩の日)」式典で法話 感謝に満ちた生活を
2月1日、立正佼成会の「朔日(ついたち)参り(布薩=ふさつ=の日)」式典が大聖堂(東京・杉並区)で開催され、庭野日鑛会長が法話を述べた。全国の会員が新型コロナウイルス感染防止対策を施して参加したほか、式典の模様がインターネットでライブ配信(会員限定)された。










