内藤麻里子の文芸観察(43)
犯罪に手を染めたり、犯罪者として糾弾されたりする人々に何が起きていたのか。川上未映子さんの『黄色い家』(中央公論新社)は、なかなか見えてこない彼らの裏側にある一つの類型に切り込んだ。それは、家にいられない少女たちが模索する生きる道であった。
TKWO「課題曲コンサート2023」 コンクール目指す学生らを魅了 初のライブ配信も
東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の「課題曲コンサート2023」が2月17日、府中の森芸術劇場(東京・府中市)で開催された。
庭野会長 「朔日参り(布薩の日)」式典で法話 感謝に満ちた生活を
2月1日、立正佼成会の「朔日(ついたち)参り(布薩=ふさつ=の日)」式典が大聖堂(東京・杉並区)で開催され、庭野日鑛会長が法話を述べた。全国の会員が新型コロナウイルス感染防止対策を施して参加したほか、式典の模様がインターネットでライブ配信(会員限定)された。
内藤麻里子の文芸観察(40)
新しい年の初回に紹介するのは、冲方丁(うぶかた・とう)さんの『骨灰(こっぱい)』(角川書店)である。ホラー小説なので、新年早々に何をと思われる方もあろうが、私たちが畏れるべきなにものか、触れてはならない存在を鮮烈に描き出している。人間の分をもって暮らすという慎みについて、思わず考えをめぐらせてしまった。
佼成パールウイングスが最後の発表会 感謝を込めて技を披露 法輪閣で約250人が観覧
2022年11月末をもって解散した佼成パールウイングスの最後の発表会「佼成パールウイングス Last Stage ~感謝を込めて~」(主催・佼成文化協会)が11月27日、法輪閣大ホール(東京・杉並区)で開催された。当日は会員や市民ら約250人が観覧に訪れ、立ち見客が出るほどのにぎわいを見せた。
内藤麻里子の文芸観察(39)
テレビドラマ化された「半沢直樹」シリーズや『下町ロケット』などで知られる人気作家の池井戸潤さんが、新作『ハヤブサ消防団』(集英社)で取り上げた題材は、タイトルから分かる通り田舎の消防団だ。企業を舞台にすることが多かった作家が地方を描き、しかも連続放火事件を絡めて、ガッツリとしたエンターテインメント作品を送り出した。
中津川教会 サンガをつなぐ毎日の配信 「私の気づき」を共有
岐阜、長野両県の12市町村を包括する立正佼成会中津川教会は、広範な地域に暮らす会員同士をつなぐため、コロナ禍以前から、インターネットを活用した法座や研修などを実施してきた。中でも、無料通信アプリ「LINE(ライン)」による毎日の配信は、会員の心の支えとなっている。
曹洞宗大本山總持寺で石附新貫首の晋山式禮 庭野会長が出席
曹洞宗大本山總持寺(横浜市)の貫首に就任した石附周行師(同宗管長)の晋山式禮が10月11日、同寺で挙行され、立正佼成会から庭野日鑛会長が出席した。
学林生が日本仏教の母山で修行体験
立正佼成会学林の他教団練成が10月4日から6日まで行われ、学林本科57期生と海外修養科29期生5人が、比叡山延暦寺、八坂神社、法隆寺、東大寺を訪問した。同練成は、国内の宗教の聖地を訪れ、歴史や教えについて理解を深めるとともに、庭野日敬開祖の宗教協力の精神を学ぶことが目的。杉野恭一学林学長、佐原透修総務部次長(渉外グループ)が同行した。