能登半島地震 本部派遣隊が金沢教会を拠点に支援活動
能登半島地震の発生から1カ月余りが過ぎた。石川県内では今も、被害の大きかった輪島市と珠洲(すず)市など7市町の約3万5000戸で断水が続いている(2月9日時点)。自治体の発表では復旧が4月以降になるとの見解が示される中、被災地域を包括する立正佼成会金沢教会でも、同教会幹部と本会本部の派遣隊による支援活動が引き続き行われている。
新宗連が「関東大震災100年・東京大空襲78年犠牲者慰霊式典」開催
新日本宗教団体連合会(新宗連)は11月30日、東京・墨田区の東京都慰霊堂で「関東大震災100年・東京大空襲78年犠牲者慰霊式典」を開催した。新宗連役員、加盟教団の代表、会員信徒ら約80人が参集。立正佼成会から新宗連監事を務める國富敬二理事長、千葉和男東京教区長(杉並教会長)、同教区の教会長らが出席。在京教会の会員も参列した。
パレスチナ自治区ガザ地区での人道支援に本会一食平和基金から緊急拠出
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラーム過激派組織ハマスとイスラエルの軍事衝突が激化し、多数の死傷者が出ている。この事態に対し、立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=熊野隆規教務部部長)はこのほど、人道支援として計1500万円の緊急拠出を決定した。
北海道支教区が仏教経営セミナー 北の大地に「六花の会」が発足
経営者として互いの悩み苦しみに寄り添う、そして、各自が企業のリーダーとして菩薩行の在り方を研さんし、人としての成長を自社の業績アップにつなげていく――。立正佼成会の近藤雅則北海道支教区長が「北海道六花(りっか)の会」の目的を掲げると、参集者は盛大な拍手で応えた。10月22日、本会札幌教会道場で開催された、同支教区初の「仏教経営セミナー」での一幕だ。
新宗連が第32期第5回理事会 宗教2世問題を考える学習会を開催
新日本宗教団体連合会(新宗連)の「第32期第5回理事会」が10月11日、東京・渋谷区の新宗連会館を会場にオンラインで開催された。理事、監事、オブザーバーら40人が参加。立正佼成会から國富敬二理事長(新宗連監事)が出席した。
ヤングケアラーと関わる上での心構え 彼らが夢を諦めず、それぞれの人生を生きるために 立命館大学産業社会学部教授・斎藤真緒氏
ヤングケアラー(本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども)は、他の子どもと比べ、人生の土台作りとなる教育や人間関係に割くエネルギー、時間が不足し、人生設計に影響を受けていることが、さまざまな調査結果から明らかになっています。また、自立のプロセスにも大きな障壁が築かれます。<ケアがあるから家を離れられない>という心理が強く働くからです。家族のために何ができるか、という責任感と自らの夢のはざまで葛藤し、家を離れることに罪悪感を抱き、結果として、ケアを理由に夢を諦めざるを得ない子どもが少なくないのです。