年頭法話 立正佼成会会長 庭野日鑛
偉大なるものに参る
いま、ここが、わが道場と受けとめ 元気で生き生きと精進していきたい
あけまして、おめでとうございます。
新型コロナウイルスの感染症法の位置づけが「五類」に移行したことで、人々の危機感は一気に薄れてきたようです。マスクをする人も少なくなってきました。一方、そうした時流に多少不安感を抱く人もいると聞きます。特にご高齢の方、疾患(しっかん)のある方、ワクチンを打てない方などへの配慮は、今後も忘れないようにしましょう。
『庭野日敬平成法話集』第3巻(最終巻)発刊 来年、本会の創立記念日に
立正佼成会創立八十周年記念事業として発刊が始まった『庭野日敬平成法話集』(立正佼成会教務部編)。完結となる第3巻『常(つね)に此(ここ)に住(じゅう)して法(ほう)を説(と)く 』が、来年3月5日の創立記念日に佼成出版社から発刊されます。
フォコラーレ運動創立80周年――愛による一致を求めて全世界へ(海外通信・バチカン支局)
フォコラーレ運動創立80周年
第二次世界大戦の欧州戦線が荒れ狂った当時、北イタリアにあるトレント市は42回にわたる連合軍の空爆を受け、1943年9月2日の空爆では198人が死亡した。同市が北イタリア鉄道網の戦略的な重要地であり、軍事空港もあったからだ。炸裂(さくれつ)する爆弾の下でおびえ、廃虚となっていく市街を眼前に「抜本的な人間の在り方」を問う一人の女性がいた。
佼成学園高アメフト部が関東大会8連覇 クリスマスボウルへ
「第54回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会」〈関東地区〉の決勝戦が11月23日、東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場で行われた。佼成学園高校のアメリカンフットボール部「ロータス」が出場し、駒場学園高校「ファイティングゴリラーズ」に35対0で勝ち、8連覇を遂げた。
佼成学園中学・高校「渦潮祭」収益金を本会に寄付 浄財は本会一食平和基金を通じパレスチナ・ガザ地区の人道危機緊急支援へ
佼成学園中学・高等学校の青木謙介学校長と同高校の生徒会代表者ら5人が11月10日、立正佼成会本部の事務庁舎(東京・杉並区)を訪れ、今秋に催された文化祭「第67回渦潮祭」での収益金58万4487円を本会に寄付した。國富敬二理事長が応対した。
人と人とのつながりが「いざ」という時、いのちを守る――信仰活動と防災力
立正佼成会では創立以来、基本信行の一つとして、人との出会いを機縁にして教えを学ぶ「手どり」修行を大切にしてきた。相手の生活状況や家族構成などを踏まえながら関係を構築していく「手どり」は、信仰活動だけでなく、“いざ”という時、安否確認や物資支援といった生命を守る「防災力」になる。地震、台風、噴火など、いつ起きるか分からない自然災害で、水や食料などの備蓄以上に不可欠なのが人とのつながりだ。緊急時の助け合い「共助」を念頭に置き、普段から総手どりに取り組む2教会の事例と識者の談話を併せて紹介する。
教団付置研究所懇話会 第21回年次大会 変遷する社会の中で宗教の在り方を問う
平和、人権、環境、教育、生命倫理の問題に宗教者はどう向き合うことができるか——。立正佼成会中央学術研究所が加盟する「教団付置研究所懇話会」は2002年、日本社会に「真の宗教性の復権」をもたらすことを願い発足した。以来、宗派教派を超え、現代社会を取り巻く問題について情報交換を行い、日本の宗教者の相互理解と協調・連帯を図ってきた。年次大会の開催、研究部会の活動、会員相互の情報交換を通し、研さんを積んでいる。