TKWO――音楽とともにある人生♪ ホルン・上原宏さん Vol.3

夜空を彩る花火。地上には、ホルン奏者の上原さんの姿がある。花火師の資格も持ち、時に、打ち上げ花火と音楽を融合させた華麗なショーを手掛けている。興味をもったらのめり込み、突き詰めていく性格だ。今回は、演奏家として音楽に懸ける情熱と、花火を通して広がる表現活動の可能性について語る。

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【グリーフサポートステーション「サンザシの家」代表・藤田尋美さん】喪失体験で悲嘆抱える一人ひとりに耳を傾け

病気や事故で親を亡くした。両親の離婚で一方の親とは別に暮らしている――そうした死別や離別によって悲しみを抱えた子どもたちの心に寄り添う人たちがいる。東京・板橋区にあるグリーフサポートステーション「サンザシの家」では、2013年から、死別や離別を経験した子どもたちのグリーフ(悲嘆)サポートに取り組んできた。子どもたちの内面と悲嘆からの回復について、藤田尋美代表に聞いた。

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ミンダナオに吹く風(19) ミンダナオ子ども図書館を支えるスタッフの若者たち 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

ミンダナオ子ども図書館を支えるスタッフの若者たち

ダバオ国際空港の出口から、立正佼成会の「一食(いちじき)平和基金」の担当者の方々が出て来られると、ミンダナオ子ども図書館(MCL)のスタッフのジェニーボーイ君が走り寄ってスーツケースなどを受け取って運び始めた。

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新・仏典物語――釈尊の弟子たち(15)

仏弟子・象のダナパーラ

城の通りに足を一歩踏み入れるやいなや、ダナパーラは全速で駆け出しました。太い足。舞い上がる砂塵(さじん)。突然の地響きに、驚き逃げ惑う人間の姿を、ダナパーラは目の端に捉えていました。前方に僧の一団。その距離が見る間に詰まりました。僧の集団が崩れ出しました。一人、また一人と僧侶が逃げ出し始めたのです。残ったのは二人だけでした。人間たちがブッダと呼んでいる男とその侍者。ダナパーラが狙っているのは、ブッダの方でした。

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「時代」の声を伝えて――文学がとらえた80年(16) 文・黒古一夫(文芸評論家)

「歴史認識」にこだわる

前回の冒頭で紹介したように、21世紀は「9・11」のアメリカ同時多発テロで幕を開け、その後は、現在まで「テロと戦争」に彩られた18年と言ってもよい様相を呈している。今回は、そんな「激動の時代」のただ中で私がどう過ごし、どんなことを感じ、考えてきたか、その一端を述べることで「歴史認識」と文学の在り方について考えてみたいと思う。

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円実寺で第七百三十六回波木井山川施餓鬼法要 庭野会長が法話 本会56教会から1191人が参加

8月19日、山梨・身延町にある波木井山円実寺(岩田日見住職)で「第七百三十六回波木井山川施餓鬼法要」が行われ、立正佼成会の庭野日鑛会長が参列し、午前、午後の法要で法話を述べた。本会の3人の元理事長や役職者をはじめ56教会から1191人が参加した。

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現代を見つめて(28) 社会を守る活力 文・石井光太(作家)

社会を守る活力

西日本で起きた豪雨土砂災害の死者が二百人に達し、平成の三十年間で最悪のものとなった。

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庭野会長が身延山久遠寺を参拝 内野法主と懇談

立正佼成会の庭野日鑛会長は8月18日、日蓮宗総本山・身延山久遠寺(山梨・身延町)を訪れ、内野日総法主と懇談した。今年7月31日に就任した同寺の持田日勇総務(本山藻原寺貫首)、本会の熊野隆規時務部部長、瀬在快衣甲信支教区長が同席した。

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長年の食糧支援協力に対し 国連WFP協会から本会一食平和基金に感謝状

国連世界食糧計画(WFP)が行っている食糧支援に、長年にわたり協力してきたとして、このほど立正佼成会一食(いちじき)平和基金に対し、国連WFP協会から感謝状が贈呈された。同協会の鈴木邦夫事務局長が8月9日、法輪閣(東京・杉並区)を訪問。同基金運営委員を務める西由江習学部次長(青年ネットワークグループ)に感謝状を手渡した。

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終戦から73年、各地で慰霊式典を厳修 市民と共に不戦誓う

【広島】「原爆の日」を迎えた8月6日早朝、同市中区の広島平和記念公園内の原爆供養塔前で、「原爆死没者慰霊行事」(主催・広島戦災供養会)が行われ、立正佼成会から、世界連邦日本宗教委員会平和巡礼団の一員として澤田晃成総務部部長が参列したほか、原章雄中国支教区長(広島教会長)、福田昌弘西九州支教区長(長崎教会長)が出席し、諸宗教の代表者と共に世界平和を祈念した。

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