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「過去を知り、現在を知り、未来のために」 朝霞・上尾両教会学生部が平和学習

肌を焦がすような日差しが降り注ぐ中、東京・港区にある在日ウクライナ大使館前で、ナディア・ボズディガン一等書記官が口を開いた。「皆さんが今も忘れずに思ってくださるから、ウクライナの人々は頑張れるのです」――。戦禍にあるウクライナの人々を思い、平和の大切さを訴える一等書記官の言葉に、10代から20代の学生たちが真剣に聞き入っている。最後に、学生たちから折り鶴と義援金が手渡された。

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中東、ウクライナでの緊張緩和に向けて動くバチカンの平和外交(海外通信・バチカン支局)

パレスチナ領ガザ地区を実効支配するイスラーム過激派組織ハマスの最高指導者であるイスマイル・ハニヤ氏が7月31日未明、イランの首都テヘランで暗殺された。ハニヤ氏の拠点はカタールだが、前日に挙行されたイラン新大統領の宣誓式に出席するため、テヘランを訪問していた。

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新宗連青年会 第59回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典

8月14日、新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)主催の「第59回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」(通称・8.14式典)が、東京・千代田区の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開催されました。新日本宗教団体連合会(新宗連)加盟教団の代表者ら約400人が参集。式典の模様は、インターネットを通じてライブ配信されました。

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【特別インタビュー 第41回庭野平和賞受賞者 モハメド・アブニマー博士】諸宗教の教えを生かし和解・共生の道へ 戦争を止めるために、共に祈りと行動を

今年、「第41回庭野平和賞」を受賞したモハメド・アブニマー博士(62)へのインタビューが先ごろ、普門メディアセンター(東京・杉並区)で行われた。イスラエル出身のパレスチナ人で、ムスリム(イスラーム教徒)の同博士は、米国で「平和と正義のためのサラーム研究所」を創立し、イスラームの教えに基づいて世界各地で赦(ゆる)しと和解の取り組みや、宗教間対話による平和構築に尽力してきた。『世界の分断を止め、和解・共生の道を開くには』をテーマにしたインタビューの内容を紹介する。インタビュアーは、庭野平和財団の庭野浩士理事長(選名・統弘)が務めた。(文中敬称略)

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【JVCパレスチナ事業現地代表・大澤みずほさん】即時停戦に向けて最大の関心を

昨年10月7日以降、パレスチナ・ガザ地区で暮らす人々は、イスラエル軍の侵攻を受けて、深刻な飢餓に直面している。認定NPO法人日本国際ボランティアセンター(JVC)のパレスチナ事業現地代表として、今回の紛争以前からガザ地区の子どもたちの栄養改善事業に携わる大澤みずほさんに、現地の人々の願いや和平実現の可能性、日本にいる私たちにできる支援について聞いた。

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立正佼成会 庭野日鑛会長 7月の法話から

7月に大聖堂で行われた式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋しました。(文責在編集部)

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内藤麻里子の文芸観察(59)

大森兄弟さんの『めでたし、めでたし』(中央公論新社)は、奇想の物語だ。桃太郎ならぬ「桃次郎」による鬼退治の後日譚(ごじつたん)を饒舌(じょうぜつ)な混乱の中に語りながら、物語の終焉(しゅうえん)をめぐる葛藤を織り込んでみせた。変幻自在な文章に酔うもよし、バカバカしく楽しむもよし、なにやら深淵(しんえん)さを読み取ってもいい。

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大聖堂で「観蓮会」 庭野会長 夏の思い出語る(動画あり)

厳しい暑さが続く今夏、立正佼成会の大聖堂1階庭園広場(東京・杉並区)の蓮池には、7月上旬から薄桃色の蓮花が凜(りん)とした姿を見せている。

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在留外国人のための「IBC Bon Gathering(お盆の集い)」 楽しみながら仏縁に触れる機会に

「Hello, everyone!」。司会者の活気ある声で開式したのは、「IBC Bon Gathering(お盆の集い)」だ。8月4日、普門メディアセンター(東京・杉並区)の一室に、英語を母国語とする外国人など60人が集まった。

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8月6日に核なき世界を祈る世界祈願日――WCCなど約30団体(海外通信・バチカン支局)

プロテスタント、正教会、英国国教会や聖公会など、世界120カ国以上、352を超える諸教会の連盟組織である世界教会協議会(WCC=本部・ジュネーブ)は7月31日、「広島と長崎に投下された原爆による、恐るべき人命の喪失を記憶し、私たちと地球の頭上に横たわる核の脅威に終止符を打つための霊的努力を新たにすること」を目的に、世界を結ぶオンラインの集いを8月6日に開催すると発表した。

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