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小平教会段ボールハウス作り 子どもたちが成長できる機縁に

「屋根は虹色にしようよ」「ドアにはライオンの顔を描きたいな」――。油性マーカーや色鉛筆を手にした少年部員が大型の段ボールに思い思いの模様や絵を描いていく。

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浜北、RKINA、バンコク教会つなぎ交流

8月30日、立正佼成会の浜北教会、北米国際伝道センター(RKINA)、バンコク教会の共催による「太平洋横断プログラム」が開催された。

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バチカンとウクライナ/ロシアに戦争捕虜の解放を求めて(海外通信・バチカン支局)

ウクライナのイリナ・ヴェレシュチュク副首相はこのほど、ロシアで戦争捕虜となっているウクライナ兵士の女性家族30人と共にローマを訪問し、バチカンの「ウクライナ人道問題特使」であるマテオ・ズッピ枢機卿(イタリア司教会議議長)と懇談した。

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学林大樹オープンキャンパス 1泊2日の学林体験記

立正佼成会の学林は、「実践的仏教」「諸宗教対話・協力」を柱とする教育機関として創設された。中でも「大樹」は、人々を導く実践的仏教指導者や世界平和に貢献するリーダーの育成を目指している。学林は8月23、24の両日、大樹生が何を学び、どのような日常を送っているかの一端を体験するプログラム「学林大樹オープンキャンパス」を学林青梅キャンパス(青梅練成道場)で開催した。学林取材歴3年となる筆者も、この機会に大樹の魅力を五感で確かめようと、青年たちに交じって参加した。(A記者)

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【総合地球環境学研究所教授・大山修一さん】ごみで砂漠を緑化 人道危機を救うリサイクル

立正佼成会は長きにわたって、「一食(いちじき)を捧げる運動」の浄財を基に、エチオピアやマラウイなどアフリカ各国を支援してきた。ボランティアで現地を訪ねた会員も多い。本紙読者・会員に関心の高いアフリカは今も、貧困や紛争、難民、感染症など多くの課題を抱えている。最貧国の一つで国土の砂漠化に苦しむのが、西アフリカ・サヘル地域に位置するニジェール。同国でユニークな活動に挑むのが大山修一さんだ。20年以上、農村で暮らしながら、ごみを使った土壌改善に取り組んできた。「都市と農村の物質(有機物)循環を作り出すことが砂漠化対策のカギ」と言う。ごみ活用による緑化について聞いた。

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栄福の時代を目指して(12) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

「文明の衝突」構図の明確化

世界秩序の巨大な変動が私たちの眼前で進行している。本連載でも言及したように、トランプ政権における「アメリカの帝国化」により、アメリカと欧州が分断され、中国との関係が悪化した。これによって、西洋文明が分裂するとともに、中国・ロシアという大文明との緊張関係が高まった。3帝国と共和国連合という構図ができたのである(第6回参照)。さらに、インドは最近アメリカと友好的だったにもかかわらず、高関税をかけられたために、アメリカに背を向けて、中国・ロシアと急接近した。

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バチカンから見た世界(171) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

-国家イデオロギーとなった米国とロシアのキリスト教/教皇の説くキリスト教(4)-

「米国を救い、偉大にしていくために、神によって狙撃事件(昨年7月13日)から救われた」と、米国のトランプ大統領は信じている。キリスト教の神からの命令を受けて、米国の政権を担当しているとの発言だ。トランプ政権を支えるキリスト教徒である「福音主義者」(エヴァンジェリカル)たちは、トランプ大統領の選出をも含めて、「全てが神の見計らいによって起こる」と信じている。だが、彼を大統領として選んだ米国民は、彼と、彼を支えるキリスト教徒たちのそうした発言をどのように受け取っているのだろうか。

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食から見た現代(20) 人と人とのつながり  文・石井光太(作家)

神奈川県川崎市を走る南武線の鹿島田駅から徒歩5分ほどの住宅街に、カトリック鹿島田教会は建っている。

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カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~ (9) 写真・マンガ・文 平田江津子

「同じ仲間」として対等に関わる同級生たち ②

今思い出しても涙が出てくるのは、中学校最後の学校祭です。有志によるステージ発表で友だち数名がコントを披露した後、二人がカズキを連れて再び登場してきました。「皆さん、平田カズキくんを知っていますか?」と語り始め、カズキと過ごして楽しかった思い出をそれぞれに話しました。

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切り絵歳時記 ~柳田國男『先祖の話』から~ 10月 文/切り絵 ルポライター・切り絵画家 高橋繁行

人は死ねば子孫の供養や祀(まつ)りをうけて祖霊へと昇華し、山々から家の繁栄を見守り、盆や正月に交流する――柳田國男は膨大な民俗伝承の研究をもとに日本人の霊魂観や死生観を見いだした。戦時下で書かれた柳田國男の名著『先祖の話』をひもときながら、切り絵を使って日本古来の歳時記を絵解きしたい。

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