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新宗連全国総会 令和7年度事業大綱案を理事会で審議(動画あり)
新日本宗教団体連合会(新宗連)の令和6年度「全国総会」が10月8、9の両日、福岡・筑紫野市の善隣教本庁などで開催された。理事、評議員、各総支部の会長、オブザーバーら合わせて57人が参加(オンライン参加含む)。本会から庭野光祥次代会長(新宗連常務理事)、熊野隆規理事長(同理事)、國富敬二徳島教会長(同監事)らが出席した。
「WCCが被団協のノーベル平和賞受賞に歓迎のメッセージ」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
WCCが被団協のノーベル平和賞受賞に歓迎のメッセージ
プロテスタント、正教会、英国国教会や聖公会など、世界120カ国以上、352を超えるキリスト教諸教会の連盟組織である世界教会協議会(WCC=本部・ジュネーブ)は10月11日、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞に対して歓迎のメッセージを公表した。
バチカンから見た世界(162) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
3宗教間の融和なくして中東和平は実現できない(11)―恥ずべき国際社会と列強国の無能さ/教皇の糾弾―
ローマ教皇フランシスコ は10月 6日、バチカン広場での日曜日恒例の正午の祈りの機会に、「イスラエルの住民に対する(ハマスによる)攻撃から1年が経過した」と追憶し、「今でも、ガザには多くの拉致された人々が残っている」と心痛を表すとともに、「彼らの即刻なる釈放を要請」した。
「開祖さま入寂会」で庭野会長が法話 仏性を自覚し、希望を持って修行精進を(動画あり)
立正佼成会を創立した庭野日敬開祖は、1999(平成11)年に92歳で入寂(にゅうじゃく)した。庭野開祖に出会えた感謝と喜びをかみしめ、世界平和への道を歩む決意を新たにする「開祖さま入寂会」が10月4日、大聖堂(東京・杉並区)と全国各教会で挙行された。大聖堂には、会員約1300人が参集した。
「一食オンラインスタディツアー」開催 パキスタンの人々と交流し、農業支援の現状を学ぶ
立正佼成会一食(いちじき)平和基金は9月21日、『本当の自立支援を知ろう!~大洪水(モンスターフラッド)から再び立ち上がるまで』と題し、「一食オンラインスタディツアー」(主管・渉外グループ)を開催した。
伝記小説『黒い蜻蛉――小説 小泉八雲――』 著者が来日し邦訳出版記者会見(動画あり)
今年8月、アイルランドにゆかりのある作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の一生を描いた伝記小説『黒い蜻蛉(とんぼ)――小説 小泉八雲――』の日本語版が佼成出版社から刊行された。その出版記者会見が9月24日、東京都内の駐日アイルランド大使公邸で開催された。
カトリック東京大司教が教皇により枢機卿に任命(海外通信・バチカン支局)
カトリック東京大司教が教皇により枢機卿に任命
ローマ教皇フランシスコは10月6日、バチカン広場での日曜日恒例の正午の祈りで、「21人の新枢機卿を任命し、12月8日に叙任式を挙行する」と公表し、新任枢機卿の名を読み上げた。日本のカトリック教会からは、国連の救援機関に次ぐ世界最大規模の民間救援活動団体「国際カリタス」の総裁を務める、東京大司教区の菊地功大司教(神言会、世界宗教者平和会議=WCRP/RfP=日本委員会評議員)が選ばれた。
バチカンから見た世界(161) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
3宗教間の融和なくして中東和平は実現できない(10)―中東における新秩序を求めて戦争するイスラエル―
パレスチナ領ガザ地区での戦火が、レバノンへと拡大している。イスラエル軍が9月28日、 レバノンのイスラーム・シーア派政治・武装組織ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ師を空爆で殺害したと公表したからだ。ヒズボラと、同組織を支援するイランがイスラエルに対する報復を宣言したが、イスラエル軍は10月1日、レバノン南部を空爆するのみならず、国境地帯に戦車を集結させ、同国への限定的な地上作戦を開始したと発表した。
内藤麻里子の文芸観察(61)
東山彰良さんの『邪行(やこう)のビビウ』(中央公論新社)は、戦争小説とファンタジーを融合してカジュアルに書いているように見せながら、この作家ならではのどこかいびつで滑稽で、現代に地続きの切迫感を漂わせている。