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バチカンから見た世界(15) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
シナイ半島で勢力強めるイスラーム国
4月20日付のバチカン日刊紙「オッセルバトーレ・ロマーノ」は1面で、エジプトのシナイ半島で聖カタリナ修道院に向かう途上に設置された政府軍の検問所が攻撃され、3人の警官が死傷したと報じた。事件後、「イスラーム国(IS)」を名乗る過激派組織が、犯行声明を出した。
差別のない社会目指し 「同宗連」第37回総会
『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議(「同宗連」)の「第37回総会」が4月10日、京都市にある真宗大谷派真宗教化センター「しんらん交流館」で行われた。加盟62教団(委任状提出教団含む)、12団体、協賛団体などから100人が参加。立正佼成会から、「同宗連」副議長を務める根本昌廣時務部主席が出席した。
「発達障害啓発週間」特集 誤解や偏見をなくし、共に生きる社会へ(2)上
発達障害への理解を深め、共に生きる社会を目指すため、「発達障害啓発週間(4月2~8日)」に合わせてスタートした、3回にわたる本特集。第2回は、発達障害のある子供を育てた二人の母親の体験を紹介する。さらに、立正佼成会で教会長を務め、発達障害のある人と多く関わりを重ねた須田安希子氏に、全ての人の人格と個性が尊ばれるために必要なことは何かを聞いた。
(「体験」の登場者は仮名です)
えっ、これも仏教語!?(5) 【ちりもつもればやまとなる】塵も積もれば山となる
これも仏教にかかわることわざです。出典は、『大智度論(だいちどろん)』という論書で、その巻九十四に次のような譬(たと)えとして説かれています。
ユニセフ・アジア親善大使のアグネス・チャン氏 シリア難民の現状を報告
シリア難民を数多く受け入れているヨルダン、レバノン、トルコを4月上旬に訪問した国連児童基金(ユニセフ)アジア親善大使のアグネス・チャン氏(61)による「シリア周辺国訪問報告会」が4月17日、東京・港区のユニセフハウスで行われた。市民約100人が参加した。
熊本地震から1年 WCRP/RfP日本委が益城町で復興合同祈願式
熊本地震から1年が経ち、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「熊本地震の追悼と鎮魂ならびに復興合同祈願式」が4月19日、益城町にある金光教木山教会で行われた。同日本委に加盟する11の教派・団体から約70人が参列。立正佼成会から、同委熊本地震復興タスクフォースのメンバーである中村記子習学部部長、柴垣多加志南九州支教区長(熊本教会長)、熊本教会会員らが参加した。
ミンダナオに吹く風(3) 鳴り響く銃声 そして、かなたに上る煙 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)
鳴り響く銃声 そして、かなたに上る煙
今でこそかなり穏やかになったものの、ミンダナオ子ども図書館の活動を始めた2000年以降の10年間は、3年おきぐらいに起こる大きな戦争で、避難民が続発した。それ以外にも毎年のように「リドー」と呼ばれる地域紛争が勃発し、若者たちと一緒に避難民救済に駆け回った。
現代を見つめて(7) 学ぶことが楽しみな子供たち 文・石井光太(作家)
学ぶことが楽しみな子供たち
途上国のスラム街や難民キャンプの学校へ行くと、子供たちが笑顔で楽しそうに勉強をしている光景をよく目にする。まるで宝物を前にしたように目を輝かせ、大声で計算をしたり、英語をしゃべったりしているのだ。
本会バターン特別平和使節団 バターンキリスト教青年会と交流
立正佼成会職員らによる「バターン特別平和使節団」の一行7人が4月6日から10日まで、フィリピン・バターン州などを訪れた。本会と関係の深いバターンキリスト教青年会(BCYCC)との交流などを通し、両国の友好を深めることを目的としている。
元ベトナム難民のファムさん 40年ぶりに千葉・小湊へ
ベトナム難民として来日し、立正佼成会の「小湊難民キャンプ」で半年間生活した後、米国に定住したキム・ファムさん(59)とその家族が4月8日、40年ぶりに小湊を訪れた。「もう一度小湊を訪ね、あの時のお礼を言いたいと思っていました」と語るファムさん。本会小湊教会の「降誕会」の席上、あいさつに立ち、当時の支援に感謝の意を表した。