新型コロナウイルスの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(18)

国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、サンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介します。今回は、銚子教会会員と静岡教会学生部長です。

毎日が仏さまのプレゼント

銚子教会主任(73歳・女性)

今年の春は外出や活動の自粛が求められ、主任として会員さんと会って言葉を掛けることもできず、もどかしい毎日を過ごしました。4月、少しでも励ましになればと思い、地区の皆さん数十人に手紙をしたためました。

「お元気ですか お変わりありませんか」。書いていると、それぞれの顔が浮かんできます。高齢の一人暮らしの方とは頻繁にお会いしていましたから、特に心配でした。

5月には手紙に、あめや折り鶴を添え、それ以降は、アジサイなどの絵に「絆 感謝」「いつも一緒だよ」といった言葉をつづった絵手紙やしおりを送らせて頂きました。

その都度、電話で返信があり、「ありがとう。和むよ」「あったかい気持ちになるね」と言って、私をいたわってくださいました。心が通じると、うれしいものですね。

昨年11月、夫が特別養護老人ホームに入りました。私一人ではケアができなくなったからです。今年の父の日に、息子が買った服と、私からの帽子としおりを持って施設を訪ね、職員の方に託しました。夜、施設から私のスマートフォンに動画が送られてきました。そこには、届けた服を着て帽子をかぶり、涙を浮かべて喜ぶ夫の姿がありました。心温まるケアをしてくださる職員の方に感謝の念が湧き、その恩返しを地域で果たさせて頂きたいと改めて思いました。

思い通りにならない世の中で、コロナ禍もその一つですが、教えとサンガのおかげさまで日々喜びを頂いています。「毎日が仏さまのプレゼント」。そう思うと、自然と力が湧いてくるのです。

教えを発信 SNSでつながる

静岡教会学生部長(26歳・男性)

学生部のオンライン会議で、教会に集まれない現状の打開策を話し合っていた時のことです。Aさんが、SNSで教えを発信してはどうかと提案してくれました。それまでも電話やメールで部員の様子を伝え合っていましたが、全員とは関われません。活動自粛が続くとなると、会えなくてもSNSによって教えに触れることができ、仲間の存在を感じられる、そんな新しいつながり方があってもいいのかもしれないと思いました。

提案者のAさんが、投稿用の素材作りなど作業全般を担ってくれました。発信ツールは学生部の行事写真を投稿するインスタグラムです。使い慣れているとはいえ、教えの発信は初めて。閲覧制限ができないため不特定多数の目に触れ、宗教色を出した投稿に誹謗(ひぼう)中傷を受けないか、不安はありましたが、仏さまを念じて“ダイブ”しました。

6月1日から投稿開始。『開祖さま 今日のお言葉』と題し、「自分が変われば相手が変わる」「布施の心」「仏性礼拝(らいはい)」などのご法話を、花や果物の写真と併せて毎日発信しました。1カ月間の挑戦でしたが、想像以上の反響に驚きました。自教会の学生部員はもちろん、静岡支教区の学生、東北や九州の青年がアカウントをフォローし、毎日、数十人がグッドボタンを押してくれました。

堂々と教えを発信する熱意にみんなが共感してくれたのだと思います。SNSでも、教えを核につながっていけるのだと確信しました。SNSの知識を深め、新しい活動や出会いの形を模索していきたいです。