新型コロナウイルスの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(8)

国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで毎日を過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、サンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介しています。今回は、鈴鹿教会学生部員と滋賀教会女性会員。

電話で仲間たちと心通わす

鈴鹿教会学生部員(20歳・女性)

新型コロナウイルスの影響で大学が休校になり、携帯電話の料金の支払いや自分のお小遣いのためにアルバイトをしていた居酒屋も休業になりました。教会では今年、「青年の日」の実行委員長のお役を頂き、街頭募金を企画していましたが、感染拡大によって行えなくなったのです。思い通りにいかず、いら立ちが募りました。生活も不規則になりそうで、まずは心を落ち着けようと思い、『法華三部経』を毎日読誦(どくじゅ)することにしました。

一日に一品の読誦を続けていくと生活にリズムが出ました。その後、大学のオンライン授業も始まり、居酒屋では弁当を販売するようになり、さらに別のアルバイトも見つかりました。ただ、「青年の日」の活動は、個人でできる取り組みに切り替えようとしたものの、みんなとうまくコミュニケーションが取れずに焦っていました。自分の思いをありのままに伝えることが苦手な私は、うまく伝わらない時にもどかしさを感じるのですが、この時は相手の心に寄り添い、何事も明るく前向きに受けとめられるようになりたいとの願いを思い出し、気持ちを聞くために一人ひとりに電話をかけることにしました。

この事態で、不本意にも仕事が休みになった人もいて、その中でそれぞれが毎日懸命に過ごしていることを知り、有り難い機会でした。心を一つに合わせて活動したいという思いを素直に伝えられた時、「『青年の日』も頑張るからね」と掛けてくれた励ましの言葉がうれしく、そこから準備が進んでいきました。

将来の夢は小学校の教員になることです。今回の経験を生かし、子供にしっかり寄り添える先生を目指したいと思います。

先輩サンガと教えかみしめ

滋賀教会会員(70歳・女性)

新型コロナウイルスにより人と対面で会うのが難しくなり、心配したのが地区の高齢の方々です。買い物や病院はどうしているのだろうと気が気でなく、手どりに行けないもどかしさを感じていた時、支部長さんから一通の携帯メールが来ました。タイトルは『教会長のつぶやき』。開祖さまや会長先生のご法話を基に「六波羅蜜(ろくはらみつ)」や「縁起観」などが分かりやすく解説されていて、ちょうど良い文字量で、その場ですぐに読めました。

この「つぶやき」を地区の皆さんに転送しようと思ったのですが、困ったことに大半が携帯電話を持っていません。文字を読むのも難しい人もいます。そこで、様子うかがいの電話をかけ、「つぶやき」を読んで伝えてみたところ、とても喜ばれ、感想や気づきをひとしきり語り合いました。

以来、毎日数人の方に電話しています。何度も声に出して読むことで教えが心に深く染み込むのを感じます。皆さん信仰の大先輩なので、お役を頂いて日の浅い私に、教会長さんのメールの内容をさらに身近な言葉にしてかみしめてくださいます。以前は手どりでうまく話せませんでしたが、今は先輩方の胸を借り、楽しんで教えの話ができます。

電話を切る前、どなたも翌日の予定を伝えてくださり、「待ってるよ」とおっしゃいます。元のような活動はまだできませんが、先輩方とつながりを持てたことは有り難く、頂いたご縁に感謝しています。

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