全てが尊いと説いた釈尊、その生誕の意義かみしめる「降誕会」が全国で

全国各教会の中から新潟、尾道両教会の取り組みを紹介

新潟教会

いちごをふんだんに使ったデコレーションケーキやフルーツたっぷりのロールケーキ、上品な和菓子など15点が大集合。新潟教会は、「降誕会」を市民に広めようと、地域の菓子店に釈尊のイラストや「祝 はなまつり」などのプレート付きのオリジナルケーキの製作協力を依頼した。「降誕会」当日は、各店舗のケーキや和菓子をご宝前に供え、にぎやかなムードで釈尊の誕生を祝った。

尾道教会

4月8日、尾道本通り商店街の一角に菜の花やシンビジウムなどで美しく飾られた花御堂を設けた。インドで布教した釈尊にちなみ、サリーに身を包んだ会員ら約20人が観光客や市民らに降誕会の意義を伝えるチラシを手渡し、灌仏を呼び掛けた。この日は冬に逆戻りしたかのような肌寒い一日となったが、観光客らはしばし足を止め、花御堂に置かれた小さな釈迦像にひしゃくで甘茶を掛け、手を合わせていた。観光でミャンマーから来日した男性は、「私も仏教徒なので、お釈迦さまの誕生をこうしてお祝いできて有り難い」と話した。