座談会 「アフリカへ毛布をおくる運動」最終年を迎えて

「アフリカへ毛布をおくる運動」の取り組みが、今年の収集キャンペーンをもって終了する。立正佼成会では1984年のスタート当初から参画し、全国の会員が「一食(いちじき)を捧げる運動」の精神でもある「同悲同苦」の心で運動に尽力してきた。運動の締めくくりにあたり、啓発や収集、配付ボランティア隊など、さまざまな形で運動に携わってきた会員4人に登場してもらい、取り組みを振り返るとともに、学びや今後の願いなどを語ってもらった。

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内藤麻里子の文芸観察(32)

男たちの世界を描くのに、女の視点や登場人物を配置して新しい風を吹かせた小説が期せずして最近、相次いで刊行された。今回はいつもと趣向を変え、その3作を紹介しよう。

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「教皇がプーチン大統領と会見する意向を発表」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

ローマ教皇フランシスコはこのほど、イタリアの日刊紙「コリエレ・デラ・セラ」のインタビューに応じ、「キーウ(キエフ)を訪問するよりは、モスクワに行き、プーチン大統領に会うことが先決だ」との見解を明らかにした。記事は、同紙5月3日付に掲載された。

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共生へ――現代に伝える神道のこころ(15) 写真・文 藤本頼生(國學院大學神道文化学部教授)

未来を共に――生活になくてはならない自然の恵みに感謝の念を持って

前回、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みについて樹木と日本の神との関係や、伊勢神宮の式年遷宮(しきねんせんぐう)と造替後の古材のリユースに関わる事例を取り上げた。世界的な課題となっているSDGsの推進と神道の共生の理念というものを考える上で、今回は神道の自然観について少し触れたい。

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えっ、これも仏教語!?(62) 【ずだぶくろ】頭陀袋

「頭陀」は梵語(サンスクリット語)の「ドゥータ」の音写で、衣食住に対する貪欲(とんよく)を打ち払い、衣は墓場に捨てられたボロをまとい、食は人に乞い、住は樹下石上を宿とし、ひたすら仏道を修行することです。

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