カルチャー

バチカンから見た世界(2) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

中東の和平構築に向けて――ローマ教皇とアッバス議長が会談

イスラエル政府によるヨルダン川西岸と東エルサレム(アラブ人居住区)へのユダヤ人の入植政策や分離壁の建設などにより、イスラエルとパレスチナ自治政府の和平交渉は停滞したままだ。交渉の再開を求めるパレスチナ自治政府のアッバス議長は1月14日、バチカンを訪問し、ローマ教皇フランシスコと会談した。

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バチカンから見た世界(1) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

ローマ教皇 「外交は連帯実現の手段」

バチカンは現在、世界182カ国と外交関係を樹立している。毎年1月には、バチカンを担当する各国の外交団とローマ教皇が年頭の挨拶を交わし、席上、各国大使を前に教皇が国際情勢に対する見解を述べる慣習になっている。今年の年頭挨拶は9日に交わされた。

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