『利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割』(18) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

画・国井 節

アフリカ白熱教室の熱気

5月19日に上智大学で行われた「アフリカの新たなビジョン 東京国際会議」では一日中、興奮の渦が巻き起こっていた。会場はほぼ満員で、アフリカ諸国やイタリアの駐日大使および政治家、アフリカ連合関係者、日本の政治家、JICA(国際協力機構)理事、NGOなど多様な関係者が発言され、共催者である聖エジディオ共同体、上智大学、立正佼成会の方々と共に、アフリカとイタリア・日本との間で未来のための熱気ある対話が繰り広げられたのである。

私はセッションⅣ「アフリカ白熱教室――私たちにはアフリカのために何ができるのか」の進行を務め、パネリストとして政治家、NPO、宗教者、駐日EU大使、大学教授が参加された。「政治、宗教、市民社会――共にアフリカのために」(セッションⅡ)という本会議のコンセプトが体現されたような顔ぶれだったので、随時、発言を行って頂きつつ、会場との間で対話型の議論を進めた。※「アフリカの新たなビジョン 東京国際会議」のニュースはこちら

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