えっ、これも仏教語!?(40) 【たっしゃ】達者

本来の仏教語では、「真理に達成した人」「悟りを開いた人」を表します。

そこから、何かに長(た)けた人を「達者」と呼ぶようになりました。芸事に長けていれば芸達者。話術に長けていれば口達者。別れ際に「お達者で」と言うのは、「何かに長けるようお祈りします」や「健康に長けるように」という気持ちを込めて使われ出したといわれています。

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