カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~(3) 写真・マンガ・文 平田江津子
“運命の分かれ道”となった出会い
カズキは、3歳から知的障害児通園施設に通い始めました。就学先の小学校については、医師や専門家、施設スタッフの全員から「特別支援学校がふさわしい」と言われていたので、彼にとってそれがいちばん良い道だと思っていました。
大聖堂で令和7年次聖友会「新春のつどい」を開催
大聖堂の御本尊給仕と聖壇護持を担う「聖友会」の令和7年次「新春のつどい」が2月11日、大聖堂で開催された。庭野日鑛会長が臨席し、全国から聖壇役員ら約1300人が参集。式典の様子は、各教会などで参加する聖壇役員に向けたライブ配信もされた。
「良くなったり悪くなったり——教皇の肺炎」(海外通信・バチカン支局)
バチカン広場や聖ペテロ大聖堂では毎晩、バチカンの高官枢機卿の司式で「ロザリオの祈り」が執り行われ、肺炎のためにローマのカトリック総合病院「ジェメッリ」に入院しているローマ教皇フランシスコの回復を多くの信徒が祈っている。病院の内庭にあるローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の銅像の下でも、信徒たちが集まり、ロザリオの祈りを復唱する。
カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~(2) 写真・マンガ・文 平田江津子
“ありのまま”を認めることができなかった後悔
2歳半で「小児自閉性障害」と医師から診断された息子・カズキ。ショックと不安に襲われた私を支えた一つが信仰でした。特に、物心ついた時から立正佼成会の信仰と共に歩む中で学んだ法華経の「法師品」です。その中に説かれる、人を救うために、自ら誓願して生まれてくるという「願生(がんしょう)」の教えに初めて触れた時、衝撃を受けました。
「分断を抱えたままトランプ政権がスタート」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
分断を抱えたままトランプ政権がスタート
ローマ教皇フランシスコは1月20日、第47代米国大統領に就任するドナルド・トランプ氏に宛てて「友好のあいさつを送るとともに、全能の神が、あなたの高貴なる責務の遂行に対して、叡智(えいち)、強さとご加護を与えてくださるように祈る」とのメッセージを送付した。
カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~(1) 写真・マンガ・文 平田江津子
自閉症の息子・カズキを授かって
息子・カズキは「自閉スペクトラム症、知的発達症」と医者から診断されています。その特徴を調べてみると、周囲とのコミュニケーション困難、言語発達の遅れ、興味の対象が限定的、強いこだわりを示す、変化が苦手などなど……たくさんの項目があります。「二つ当てはまれば自閉症の疑い」とありますが、カズキの場合は当てはまらないものが二つくらいしかない、というほどコテコテの“自閉君”です。
菊地枢機卿親任祝賀ミサに和田総務部長が参列
カトリック教会の枢機卿に菊地功・カトリック東京大司教区大司教が任命された。日本人としては7人目。昨年12月21日、菊地枢機卿の「親任祝賀ミサ」が東京・文京区の東京カテドラル聖マリア大聖堂で行われ、信徒ら約550人が参加した。立正佼成会から、庭野日鑛会長の名代として和田惠久巳総務部長が参列。世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会から篠原祥哲事務局長が出席した。
「カーター元米国大統領の逝去——庭野開祖とも交流」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
カーター元米国大統領の逝去——庭野開祖とも交流
ジミー・カーター第39代米国大統領が12月29日、同国ジョージア州の自宅で亡くなった。100歳だった。
ローマ教皇フランシスコは30日、バチカン国務長官のピエトロ・パロリン枢機卿を通し、弔電を送った。この中で教皇は、同大統領の逝去に深い哀悼の意を表し、キリスト教(バプテスト教会)の深い信仰を背景とした諸国民間の和解と和平、人権の擁護、また貧者、助けを必要としている人々の福祉に対する献身を讃(たた)えた。
スペインの歴史が生んだ諸宗教対話指導者の逝去――アユソ枢機卿(海外通信・バチカン支局)
スペインの歴史が生んだ諸宗教対話指導者の逝去――アユソ枢機卿
11月25日に逝去したバチカン諸宗教対話省長官のミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット枢機卿は、ローマ教皇フランシスコのほとんどの国際旅行に同行し、特に、キリスト教徒が少数派の諸国への訪問を「友愛の旅」と呼んでいた。枢機卿に任命されて1カ月後の2019年11月には、教皇の来日にも随行した。だが、23年の教皇のモンゴル訪問に随行した後、体調を崩し、ローマ市内のカトリック総合病院への入院と手術を繰り返していた。そして先月、同病院で危篤状態に陥り、天に召された。72歳だった。