現代を見つめて(66) 「事実のない世界」 文・石井光太(作家)

「事実のない世界」

フィリピンのインターネットメディア「ラップラー」のマリア・レッサ代表が、本年度のノーベル平和賞を受賞した。

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ACRP東京大会 連携し行動する姿勢、鮮明に アジアと世界の諸問題に向き合う宗教者

アジア宗教者平和会議(ACRP)の第9回「ACRP東京大会」では、環境危機や紛争、人権侵害などアジアや世界が抱える諸問題について協議された。大会プログラムの中から、基調講演、アフガニスタンに関するセッション、分科会の内容を紹介する。(写真は全て、ACRP提供)

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バチカンから見た世界(115) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

民主主義と政治の根源的意味を問いかける――貧者たちの連帯と運動

「誰一人取り残さない」――国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる理念だ。果たして各国の政治はその方向に進んでいるだろうか。

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TKWOが一般社団法人に 吹奏楽の普及と発展への新たな歩み

立正佼成会附属の事業部門として活動してきた東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)が来年4月1日から一般社団法人として独立することになった。11月1日午後には第二団参会館(東京・杉並区)で、独立に関する記者発表会が行われた。楽団はすでに今年7月に法人登記しており、当日はTKWOから、勝川本久代表理事、堀風翔専務理事、井小萩浩之常務理事、教団から佐藤益弘常務理事、榎本光良時務部次長が出席した。

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大人のSNS講座(12)最終回 文・坂爪真吾(一般社団法人ホワイトハンズ代表理事)

私たちが生きていくSNS社会の未来

新型コロナウイルスの影響で、他人と対面で会うこと、そして大人数でのイベントや飲み会をすることがはばかられるようになって、はや2年近くになります。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(56) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

不公正な選挙と正義を軽んじる布陣

公正な社会をつくっていくには、まず政治が公正や正義に立脚しなければならない。総選挙を前に、現在の状況を踏まえて、そのことを改めて論じてみたい。

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幸せをむすぶ「こども食堂」(10) 文・湯浅誠(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)

宇和島グランマ

前回は、災害と隣り合わせになった私たちの「新しい日常」においては、平時・非常時を問わず人々とつながり続けることが大切で、コロナ禍でのこども食堂の活動はその一つのモデルを示した、というお話をしました。今回は、その事例を愛媛県宇和島市に見てみます。

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WCRP国際委共催 世代間交流による国際会議 ドイツ・リンダウを拠点にオンラインで 光祥次代会長が開会式であいさつ

『信仰と外交に関する世界宗教指導者会議――対話する世代』と題した世代間交流による国際会議が10月4日から7日まで、ドイツ・リンダウを拠点にオンラインで行われた。世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会、リンダウ財団、ドイツ外務省の共催。各世代の宗教者をはじめ、国連代表や各国政府関係者、研究者やNGOの代表など約500人が参加した。立正佼成会からWCRP/RfPの国際共同議長を務める庭野光祥次代会長がオンラインで出席し、開会式で歓迎のあいさつを述べた。閉会式では、同国際女性ネットワーク副委員長を務める和田惠久巳国際宗教協力専任部長が発表した。

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新宗連第31期第5回理事会 「令和4年度事業大綱」を審議 全国総会の延期など承認

新日本宗教団体連合会(新宗連)の「第31期第5回理事会」が10月8日、オンラインで開催された。理事、監事ら53人が参加。立正佼成会から庭野光祥次代会長(新宗連理事)、國富敬二理事長(同常務理事)が出席した。

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バチカンで『信仰と科学――COP26に向けて』 諸宗教者が提言書に署名 光祥次代会長がメッセージ寄せる

英国で国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開かれるのを前に、10月4日、バチカンで『信仰と科学――COP26に向けて』と題する会合が行われた。この会合は今年2月から、諸宗教の代表者が科学者らと会議を重ねて作成したCOP26への提言書に署名し、その内容を公表するもの。世界の宗教指導者22人をはじめ科学者、研究者らが参加した。提言書の作成に携わってきた立正佼成会の庭野光祥次代会長は会合に署名を提出し、メッセージを寄せた。

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