「パグウォッシュ会議と『非戦』の思想」 中東・イスラーム研究の板垣東大名誉教授が講演
科学者や市民らが平和の実現に向けた取り組みを考える連続講座「パグウォッシュ会議と『非戦』の思想」が1月26日、東京・港区の明治学院大学で行われた。日本パグウォッシュ会議、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)の共催。宗教者や市民ら約40人が参加した。
「新型肺炎患者のために祈るローマ教皇フランシスコ」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
新型肺炎患者のために祈るローマ教皇フランシスコ
ローマ教皇フランシスコは1月26日、バチカン広場での正午の祈りの席上、「中国で蔓延(まんえん)する(コロナ)ウイルスに感染した人々への連帯を表明し、彼らのために祈る」と述べた。さらに、「神が亡くなった人々を平和の内へ受け入れ、彼らの家族を慰め、伝染病に対処している中国の大きな努力を支援してくださいますように」と祈った。
エッセー「スポーツは世界共通語」 日本オリンピック・アカデミー理事/日本スポーツ芸術協会理事・大野益弘氏
今年7月から東京でオリンピック・パラリンピックが行われる。そのオリンピックの提唱者・創始者が、フランス人のピエール・ド・クーベルタンであることはよく知られている。
佼成病院の甲能直幸院長に聞く 新型コロナウイルスによる感染症の流行 予防のポイント
中国・武漢市などで発生した新型コロナウイルスによる感染症が流行し、これによる肺炎の患者が急増している。日本を含め近隣諸国でも患者が確認されており、世界的な広がりが懸念されている。新型コロナウイルスの特徴や感染予防のポイントについて、立正佼成会附属佼成病院(東京・杉並区)の甲能直幸院長に聞いた。
新・仏典物語――釈尊の弟子たち(32)
王の時代I 釈迦族の滅亡
全軍が布陣を終え、城の包囲は完了しました。小高い丘に置いた本陣で、ヴィドゥーダバ王は床几(しょうぎ)に腰を下ろし、原野を埋め尽くした軍勢を見つめていました。時折、馬のいななきと具足の触れ合う音が聞こえ、頭上ではコーサラ軍旗がはためいていました。
心の悠遠――現代社会と瞑想(10) 写真・文 松原正樹(臨済宗妙心寺派佛母寺住職)
ゴータミー 芥子の実の話
ブッダのところに、ゴータミーという裕福な家の女性が訪ねて来た時の話です。幾つも奇跡を起こしてきたブッダであれば、自分の願いをかなえてくれるのではないかと彼女は考えていました。その願いとは、わずか1歳で亡くなってしまった子供を、何とかして生き返らせてほしいというものでした。いくらブッダでも、死んだ人間を生き返らせることなどできないのでは? しかし、ブッダはゴータミーにこんな指示を出したのです。
TKWO――音楽とともにある人生♪ 指揮・大井剛史さん Vol.3
東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)正指揮者の大井剛史さんは、中学生の時にTKWOの魅力に“ドハマリ”した。一ファンとして客席で演奏を聴いた思い出を大切にし、やがて同じ舞台に立つまでになった。最終回では、正指揮者になるきっかけや、TKWO創立60周年を迎えた今年の抱負を聞いた。
寒中読誦修行期間中に「祈りのことば」を唱和 緊張続く国際情勢を受け平和を祈願
米国とイランの緊張状態をはじめ世界各地で起きている紛争や対立状況が対話と協調によって解決することを願い、立正佼成会では大聖堂(東京・杉並区)の寒中読誦(どくじゅ)修行期間中の1月20日から2月3日まで、大聖堂や各教会で「祈りのことば」が唱和されることになった。
『法華三部経』全巻を読誦する寒修行 大聖堂で始まる
『法華三部経』全巻の読誦(どくじゅ)を通して心を見つめ直し、一年の精進目標を胸に刻む今年の「寒中読誦修行」(寒修行)が1月20日から大聖堂(東京・杉並区)、各教会道場、布教拠点で始まった。
「バチカン国務省外務局の次官補に女性信徒 史上初めて」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
バチカン国務省外務局の次官補に女性信徒 史上初めて
ローマ教皇フランシスコは1月1日、バチカンで毎年元日に行われる世界平和祈願日のミサで説教に立った。この中で、平和の王子(キリスト)が聖母マリアから生を受けた事実に触れながら、「女性は生命の授与者と仲介者であり、(物事の)決定のプロセスに十分な形で参画する権利を与えられなければならない。なぜなら、女性が生命に関するメッセージを伝達する時、世界はさらなる一致と平和を再発見できるからだ」と述べた。