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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(8) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)
戦争回避のための「祈りと対話と行動」
北朝鮮問題が激化し、安倍首相は「国難突破」のためと言って衆議院を解散した。いろいろな争点をメディアは報じるだろうが、圧倒的に大事なのは、戦争と平和、そして立憲主義や民主主義の危機という論点だ。
新潟・十日町市で第41回生誕地まつり 庭野開祖の功績讃え
「第41回生誕地まつり」(主催・生誕地まつり実行委員会)が10月7、8の両日、立正佼成会を創立した庭野日敬開祖の生誕地である新潟・十日町市で開催された。
10月15日に「お会式・一乗まつり」 各教会の練習、熱帯びる
立正佼成会の本部施設(東京・杉並区)周辺で10月15日、「お会式・一乗まつり」が実施される。当日は、本部班をはじめ各支教区や教会などから41隊が、万灯やマトイを中心にした一乗行進を披露する。
目黒宗教者懇話会 諸宗教者が集い「世界平和の祈りと慰霊式」
目黒宗教者懇話会(立正佼成会目黒教会が加盟)などの主催による「第48回世界平和の祈りと慰霊式」が10月7日、東京・目黒区のカトリック碑文谷教会(サレジオ教会)大聖堂で行われた。本会会員を含む諸宗教関係者ら約230人が参列した。
TKWO――音楽とともにある人生♪ テューバ・小倉貞行さん Vol.1
日本トップレベルの吹奏楽団として知られる東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)。演奏会をはじめ、ラジオやテレビ出演など、多方面で活躍する。また長年、全日本吹奏楽コンクールの課題曲の参考演奏を行っていることから、特にコンクールを目指す中学生・高校生の憧れの存在でもある。時に彼らの演奏指導にも取り組んでいる。本企画の第2回はテューバ(チューバ)奏者の小倉貞行さん。たまたま入った中学の吹奏楽部から始まった音楽人生や、衝撃を受けた演奏家との出会いなどを聞いた。
開祖さま入寂会 師の求めたるところを求めて
庭野日敬開祖の祥月命日にあたる「開祖さま入寂会(にゅうじゃくえ)」が10月4日、大聖堂(東京・杉並区)はじめ全国各教会で行われた。大聖堂には67教会から約3500人が参集した。
気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(8) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)
共に暮らす、友と暮らす――ライトハウスの仲間たち
夫婦で大学講師を辞めて、瞑想(めいそう)修行場&農場である“ライトハウス”に移住して2年が経つ。息子も3歳半になり、元気に村の幼稚園へ通っている。「養鶏場の鶏ではなく、自由に成長する森のニワトリになりたい」。そう話す夫と共に、ここにやってきた。以前に比べ、現金収入は微々たるものになった。だが、野菜を作り、自給のオフグリッド発電や手作りの家を手掛ける――夫は、今では真っ黒な顔をしたニワトリになりつつある。
新・仏典物語――釈尊の弟子たち(5)
暁の空に、星はきらめいて
腫れた足の皮膚は破れ、血がにじみ、身にまとった黄色の衣は土ぼこりと汗にまみれていました。頰はこけ、憔悴(しょうすい)しきったその老女の姿は、遠い道のりを歩き続けてきたことを物語っていました。
千葉教会で憲法学習会 憲法学者・長谷部早稲田大教授を講師に迎え
衆議院が解散され、「憲法改正」が争点の一つに挙げられる中、日本国憲法の意義を改めて学ぶため、立正佼成会千葉教会で9月30日、「平和憲法学習会――未来につなごう平和憲法」が行われた。当日は、長谷部恭男早稲田大学教授が『立憲主義と憲法改正論議』をテーマに講演。会員はじめ、国会議員、地方議員20人を含む550人が参加した。
鼎談 『いま、宗教者にできること』――北朝鮮情勢に対して
『いま、宗教者にできること』をテーマに、緊迫する北朝鮮情勢や衆議院選挙を踏まえての鼎談(ていだん)がこのほど、立正佼成会本部(東京・杉並区)で行われた。出席者は、千葉大学大学院の小林正弥教授、本会の庭野光祥次代会長、中村憲一郎常務理事。国内外の現状をはじめ、戦争を回避し、平和を実現する道筋や、そのための宗教者の役割などについて意見が交わされた。(本文敬称略)