大聖堂で「壮年(ダーナ)総会」 各人が自らの役割見つめる

立正佼成会の壮年が「菩薩」としての生き方を共に見つめる平成29年次「壮年(ダーナ)総会」が、10月28、29の両日、東京・杉並区の大聖堂など本部施設を中心に開催された。全国各教会の壮年部長をはじめ、壮年リーダー733人が参集。全体会や法座などのプログラムに臨んだ。

今年4月、「壮年総会」に向けて、26支教区各代表の壮年部長らによる実行委員会が組織された。庭野光祥次代会長や川端健之理事長も出席し、4回の会議を開催。議論を経て、総会にはインターネットを通じて全国の壮年部員が参加することや、各教会の壮年が新たな出会いや学びを通して仏教を広く伝える大切さを共有するプログラムの実施を決定した。

28日に行われた開会式では、川端理事長があいさつ。次いで、参加者を代表して武生教会支部壮年部長(49)、安城教会壮年地区長(30)の二人が、自らの体験や信仰によって気づかされた思いを発表した。

翌29日は、「にぎわい総会」と称して、各教会の今年1年間の取り組みが紹介され、参加者が進捗(しんちょく)状況を報告した。また、当日は、第16回庭野平和賞の受賞団体で、カトリックの在家運動体として祈りの精神を基盤に、国内外の社会的弱者への奉仕や国際紛争の調停に尽くす「聖エジディオ共同体」のアルベルト・クワトルッチ事務局長がスピーチ。庭野日敬開祖の世界平和への貢献をたたえ、本会と同共同体がマラウイで進める活動について語りながら、信仰者の役割と互いの友好関係を強調した。

この後、光祥次代会長がスピーチに立ち、出会いの尊さに触れながら、「皆さんと共に幸せな人生を歩んでいきましょう」と語り掛け、参加者と思いを共有した。

※「壮年総会」の詳しい報道は、11月5日付「佼成新聞」(紙面版)をご覧ください