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本会の「こころホット」ボランティア お茶っこサロンの活動終了

東日本大震災で被災し、仮設住宅で暮らす人々を対象にした立正佼成会の「こころホット」ボランティア(お茶っこサロン)が11月12日、岩手・釜石市の市民体育館前仮設住宅で実施され、これをもって活動を終了した。同ボランティアは、釜石市社会福祉協議会が運営する「お茶っこサロン」への協力を通じ、被災者に安らぎと希望を感じてもらえるような触れ合いを目指し、大震災から一年後の平成24年4月に始動。これまで593回行われ、延べ5400人以上の被災者がサロンに訪れた。

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関東教区の会員 「日蓮宗大本山小湊誕生寺お会式」に参加

11月12日、日蓮宗大本山小湊誕生寺(千葉・鴨川市)でお会式が行われ、立正佼成会関東教区の会員ら1560人が参加した。

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TKWO――音楽とともにある人生♪ アルトクラリネット・新井清史さん Vol.2

「女子にモテたい」――その思いから始まった新井清史さんの演奏家人生。高校時代にはトランペットからクラリネットに楽器を持ち替え、英国出身のプロ奏者の演奏を聴いたことで、音楽大学(音大)への進学を決めた。音大時代の思い出や佼成ウインドオーケストラ(TKWO)との出合いとは。

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新・仏典物語――釈尊の弟子たち(6)

子を亡くした母の悲しみは……

托鉢(たくはつ)に歩いているとき、パターチャーラーは一人の女性に呼び止められました。

「尼僧さま」

パターチャーラーは振り向き、その女性の目を見た瞬間、彼女が深い悲しみを抱いていることに気づきました。

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『南北コリアの分断と統一』テーマに 時事問題市民学習会

緊迫する北朝鮮情勢を受け、宗教者や市民の有志による「時事問題市民学習会」(主催・同学習会)が10月31日、東京・新宿区内の施設で行われた。『南北コリアの分断と統一』をテーマに早稲田大学文化構想学部の金敬黙教授が講演した。10人が参加。庭野平和財団が助成した。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(9) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

「死ぬ前に死ぬ」という生き方――カンポンさんに学ぶ

タイ語に「ターイ・コン・ターイ(死ぬ前に死ぬ)」という言葉がある。タイで高僧として知られるプッタタート師が生前に語られた言葉だ。奇妙なフレーズだが、その意味するところは「肉体の死を迎える前に、“この私が”という我執(がしゅう)を死なせる」ということである。だから「死ぬ前に死ぬ」ことは良きことであり、修行者の目指すところであるというのだ。

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本会一食平和基金 宮城の被災地復興を支援 持続可能な組織づくり目指して

東日本大震災で被災した宮城県各地の復興支援を目的に、「持続可能な組織づくり研修」(みやぎ連携復興センター主催)が10月21日、同センターが事務所を置く仙台市のビルで開催された。立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会は同センターと共に、まちづくり団体を対象とした助成金事業として、「復興まちづくり協議会等事務局基盤強化・学び合い助成」を今年実施しており、今回の研修は、この事業の一環。

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京都の妙法院門跡で杉谷門主の晋山式 庭野会長が出席

京都市にある妙法院門跡で10月31日、杉谷義純第五十二世門主の就任を披露する晋山式が行われ、立正佼成会から庭野日鑛会長が参列した。妙法院は、天台宗(総本山・比叡山延暦寺)の京都五ケ室門跡の一つとして知られる。

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バチカンから見た世界(40) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

ムスリム排斥を祈る人々の“壁”――ポーランド国境

10月7日は、1571年にギリシャのコリント湾口のレパント沖で、ローマ教皇ピウス五世、スペイン(フェリペ二世)、ベネチア共和国のキリスト教国の連合艦隊が、イスラームのオスマン帝国海軍を打ち破った「レパントの海戦」の戦勝記念日とされている。今年の10月7日、ポーランドでは、約100万人のカトリック信徒たちが全長3500キロにわたる国境線に集結し、ムスリム(イスラーム教徒)の移民を排斥する、祈りの一大集会を実施した。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(9) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

選挙結果がもたらした危険性

衆議院選挙は、与党が大勝し、議席の3分の2以上を確保した。改憲の発議が可能なので、政府はさっそく憲法改正の議論を呼び掛けた。前回の本欄で述べた通り、この選挙は「戦争か平和か、専制化か民主主義か」という岐路だったから、日本国民は戦争と専制化の道を選んだことになる。

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