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【豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長・栗林知絵子さん】広がる子ども食堂の取り組み 地縁の中で一人ひとりの成長を見守る社会へ
厚生労働省が今年発表した2016年国民生活基礎調査によると、日本では子供の7人に1人が貧困状態にある。特に、ひとり親世帯では約半数がその状態だ。こうした中、栄養のある食事を子供に提供する「子ども食堂」が全国に広がっている。NPO法人「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」(以下、WAKUWAKU)では、東京・豊島区内4カ所で子ども食堂を開き、彼らの居場所づくりに取り組む。栗林知絵子理事長に、貧困の実態と子ども食堂の役割について聞いた。
大聖堂はじめ全国で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典
72回目の終戦記念日を迎えた8月15日、大聖堂(東京・杉並区)はじめ立正佼成会の全国各教会で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典が行われた。大聖堂には、会員約2000人が参集。第二次世界大戦をはじめとする全ての戦争犠牲者に哀悼の誠を捧げ、現在も各地で続く紛争やテロの早期終結、恒久平和を祈念した。
新宗連青年会 絶対非戦の誓い新たに 戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典
新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)主催の「第52回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」が8月14日、東京・千代田区の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開催された。加盟教団の会員、信徒ら約2200人が参列。立正佼成会からは庭野日鑛会長(新日本宗教団体連合会=新宗連=顧問)、川端健之理事長(同常務理事)らが出席した。
利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(6) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)
祈りの月における公共的な宗教協力
8月は日本人にとって共に祈る時期だ。伝統的なお盆があり、戦後には二つの原爆の日と終戦記念日が加わった。そこで、先祖の供養と戦没者の慰霊を行う月となったのだ。日本人はしばしば集って家族を考え、広くは戦争と平和の問題に思いを致して、一家の繁栄と日本や世界の平和を祈念する。家族と国民というコミュニティーの一員として祈るのだ。
バチカンから見た世界(30) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
トランプ政権を支持する 極右勢力とキリスト教原理主義(1)
米国東部のバージニア州シャーロッツビルでは、奴隷制の存続を主張して南北戦争を戦った南軍の英雄・ロバート・リー将軍の銅像を撤去する決議が採択された。これに対し、白人至上主義を含んだ極右運動の「オルト・ライト」、白人至上主義団体の「クー・クラックス・クラン」(KKK)やネオナチのグループは8月12日、同市内で銅像撤去の決議に反対する大規模な集会を実施。この集会に抗議するグループと激しく衝突する事件が起きた。
〈ひと〉ACRP事務総長に就任した根本信博さん(61)
北京で先ごろ開催されたアジア宗教者平和会議(ACRP)執行委員会で、事務総長に選任された。日本人の事務総長としては3人目になる。「先達の精神を絶やさないよう、諸宗教間の対話・協力に力を注ぎたい」と心を込める。
分裂と憎悪を乗り越えるために 比叡山宗教サミット30周年 祈りの集いの講演から
『今こそ平和のために協調を――分裂と憎悪を乗り越えて』をテーマに、比叡山宗教サミット30周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」が3、4の両日に開かれた。国立京都国際会館での開会式典では、聖エジディオ共同体のアルベルト・クワトルッチ事務局長が講演。明石康・元国際連合事務次長とウィリアム・ベンドレイ世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会事務総長が基調講演に立った。それぞれの要旨を紹介する。(文責在編集部)
原爆投下から72年 広島、長崎で諸宗教者の祈り
原爆投下から72年を迎えた。被爆地の広島、長崎では、それぞれ諸宗教者による慰霊のセレモニーが営まれた。立正佼成会各教会での式典も併せて紹介する。
佼成学園女子高ハンドボール部インターハイ優勝! 4人が優秀選手に 監督、キャプテン喜びの声
「平成29年度全国高等学校総合体育大会ハンドボール競技大会兼高松宮記念杯第68回全日本高等学校ハンドボール選手権大会」(インターハイ)に東京都代表として出場した佼成学園女子高校ハンドボール部が8月10日、福島市の県営あづま総合体育館で行われた決勝戦で山口県代表の高水高校を下し、優勝した。インターハイでの優勝は3年ぶり3度目。春の全国選抜大会に続き、2冠を達成した。
特集◆相模原事件から1年――私たちに突き付けられたものは?(2) ムスリム・河田尚子氏
昨年7月、神奈川・相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19人が殺害され、職員を含む26人が重軽傷を負う事件が起きた。元職員の被告(事件当時26歳)は事件前に、大島理森衆議院議長(当時)に宛て、自身の犯行は社会的に正当であるといった内容の手紙を送っている。事件後には、被告の感情の一部を肯定するかのようなインターネット上の書き込みも散見された。残忍な事件が起きた社会的背景について、宗教者を中心に話を聞く本特集。第2回は、イスラームの河田尚子氏。