新宗連が千鳥ヶ淵で「すべてのいのちを尊び 平和を祈る集い」 北朝鮮情勢の対話による解決に向け

『共に祈ろう! 北朝鮮情勢の平和解決』と題し、新日本宗教団体連合会(新宗連)主催の「すべてのいのちを尊び 平和を祈る集い」が11月23日、東京・千代田区の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開催された。加盟教団の会員、信徒ら約3800人が参集。立正佼成会本部から川端健之理事長(新宗連常務理事)、中村憲一郎常務理事(同会計委員長)らが出席した。

開式のあいさつに立った保積理事長

今回の集いは、二度と戦争を起こさないとの「絶対非戦」を誓い、緊迫する北朝鮮や東アジア情勢に対して、武力ではなく対話と国際協調による平和的な解決を訴えるため、開催された。

当日は、保積秀胤新宗連理事長(大和教団教主)が開式のあいさつに立った。核開発や弾道ミサイルの発射実験を繰り返す北朝鮮と、圧力を加え、武力行使をも辞さないとする米国との間で緊張が高まっている現状に触れ、「朝鮮半島における武力衝突と戦争への突入は、いかなる理由があろうとも回避されなければなりません」と強調。祈りは信仰者にとって平和への道を歩む根源的な力であるとし、諸宗教者は教義や信条の違いを超えて団結して、「あらゆる武力衝突と戦争が回避されますよう、祈りを捧げさせて頂きます」と決意を表明した。

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