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庭野平和財団 平成30年度公募助成先を発表 分断された社会の中の対話と協力に取り組む10団体を支援
公益財団法人・庭野平和財団はこのほど、平成30年度の公募助成先として、平和・共生社会の実現に取り組む10団体に計942万8900円(1ドル=108円換算)を支援すると発表した。
核軍拡競争の再燃を憂慮する米国のカトリック教会(海外通信・バチカン支局)
米国のトランプ政権は2月1日、1987年にレーガン米大統領とゴルバチョフソ連共産党書記長によって調印された中距離核戦力(INF)全廃条約の破棄を表明し、これを受けて、ロシアのプーチン大統領も翌2日、同条約からの離脱を発表した。
唯仏与仏(31) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話
たとえば、人からおいしいものをもらうことも、うれしいものです。でも、人においしいものをさしあげて、喜んでもらったときのうれしさはもっともっと大きい……。そういう喜びは、だれしも経験されているはずです。私たちは、まわりの人たちの役に立ちたいと願い、そういう役に立てたときに「生きがい」といってもいいような、ほんとうの喜びを感じるのです。
男たちの介護――(7) 妻と娘のダブル介護 家族との時間を大切に過ごす日々
「妻の面倒は自分が」の一念で
ダブル介護。言葉自体は耳にしたことはあった。しかし、自分に降りかかってくるとは、小谷正臣さん(77)は思ってもいなかった。正臣さんは妻と娘の介護をしなければならなくなるのだが、娘の晶子さんが、がんで平成30年3月、46歳で亡くなるまでの9カ月はまさに“ダブル介護”の時期だった。
TKWO――音楽とともにある人生♪ ユーフォニアム・岩黒綾乃さん Vol.2
中学校の吹奏楽部でユーフォニアムのソロ演奏を任されたことから、演奏に対する向上心が強まり、楽器への愛着が芽生えた岩黒綾乃さん。今回は、東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の生演奏を初めて聴いた時の印象、高校時代に培われた演奏に対する姿勢について聞いた。
本会一食平和基金「2019年度運営計画」 国内外の事業に3億1757万円
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会はこのほど、2019年度の運営計画を発表した。今年度の予算総額は、3億1757万6000円。同運営委員会が策定した中期運営方針(2018~23年)に基づき、昨年度と同様、全10分野で事業を行う。このうち、「貧困(飢餓)の解消」「教育・人材育成」を重点項目とした。また、助成を通じて、NGOなど団体間の協力を促し、より効果的な成果をもたらす「ネットワークの強化」にも取り組む。
バチカンから見た世界(76) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
バチカンの多国間外交――人類に共通の起源と歴史、宿命
ローマ教皇ベネディクト十六世(現名誉教皇)は、3700万人にも及ぶ犠牲者を出し、人類史上で最悪の戦争となった第一次世界大戦を「無意味な虐殺」と呼んだ。その大量殺りくを繰り返すまいと誓った人類は、平和確立へ向けての多国間主義外交を推進していくために国際連盟を創設した。しかし、自国至上主義という同じ過ちを繰り返し、第二次世界大戦へと突入した。