法隆寺住職・大野玄妙師を偲び 本山葬に庭野会長が参列

法隆寺聖徳会館で行われた大野玄妙師の本山葬には宗教者ら600人が参列

昨年10月25日に71歳で逝去した、法隆寺(奈良・斑鳩=いかるが=町)の第百二十九世住職で、聖徳宗第六代管長である大野玄妙師の本山葬が12月13日、同寺の聖徳会館で営まれた。宗教者ら約600人が参列。立正佼成会から庭野日鑛会長、國富敬二理事長、澤田晃成総務部部長、中村浩士奈良教会長が出席した。

大野師は1947年、管長を務めた大野可圓師の長男として生を享(う)け、9歳で得度した。龍谷大学大学院修士課程を修了。法隆寺執事、聖徳宗教学部長、法隆寺執事長などを経て99年に同住職、同管長に就任した。

住職として大野師は、49年の火災で焼損した金堂壁画(国の重要文化財)の科学的調査を2005年に開始させ、その保存や公開に向けての取り組みを進め、文化財保護の重要性を広く訴えた。各地で講演も行い、穏やかな人柄は多くの人に敬愛された。

庭野会長は焼香し、遺徳を偲んだ

本会とは、世界宗教者平和会議や奈良県宗教者フォーラムを通じて親交があり、本会各教会での講演の機会も多かった。

本山葬では、真言律宗総本山西大寺の大矢實圓長老が大導師を務め、諷誦文を奏上。法相宗大本山興福寺の多川俊映寺務老院、荒井正吾奈良県知事、元奈良国立文化財研究所所長の鈴木嘉吉氏が弔辞を読み上げた。参列した庭野会長は焼香し、大野師の遺徳を偲(しの)んだ。