新着
気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(29) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)
「もし今日僕が死ぬとしたら幸せだ! と思いながら、抱っこしていたんだよ」
私は今、「気づきの瞑想(めいそう)を学ぶオンライン勉強会」を主宰している。ネット上で参加者が研さんし合える場である。気づきを高める瞑想、それは孤独な内面の作業だ。だからこそ善き仲間が重要。タイで暮らしているから、この国で仲間を探すのはそれほど難しいことではないが、離れた日本で身近な仲間を見つけるのは難しい。しかし今は、幸いなことにインターネットを通して学び合うことができる。
利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(29) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)
選挙における宗教的・哲学的視座(1) 政治的倫理と道義
前回の寄稿を執筆した後も、日本外交の不調が続いている。安倍首相のイラン訪問は、アメリカとの仲裁ができずに両国の戦争の危険が高まった。日本でG20が開催されていた頃にアメリカのトランプ大統領は日米安保が不公平だと述べ、その直後には日本が知らないうちに、歴史的な米朝会談が決まって実現した。
心の悠遠――現代社会と瞑想(4) 写真・文 松原正樹(臨済宗妙心寺派佛母寺住職)
法華経と白隠の「生きた遺産」
日本臨済宗中興の祖として知られる白隠慧鶴禅師(1686-1769)は、一昨年、250年遠忌を迎えた。今日、日本に伝わる「臨済禅」の法系は全て白隠下になるから、現在の「臨済禅」は文字通り「白隠禅」と言ってよい。その白隠が42歳のある晩、法華経の「譬諭(ひゆ)品」にまで読み進んだ時、ちょうど、コオロギの鳴く声を聞いて、豁然(かつぜん)として、最終的に大悟したといわれる。その声を聞いて白隠は初めて法華経の深意を悟ったという。そのことを『白隠禅師年譜』は次のように記している。
TKWO――音楽とともにある人生♪ ティンパニ・坂本雄希さん Vol.2
現在、東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)のティンパニ奏者として、楽団のハーモニーを支え、リズムをリードする坂本雄希さん。今回は、坂本さんの音楽との出合いや、吹奏楽コンクール出場にまつわる学生時代のエピソードなどを紹介する。
【宇都宮教会】 教会発足60周年記念式典
立正佼成会宇都宮教会は6月23日、宇都宮市文化会館で教会発足60周年記念式典を挙行し、1600人が参集した。花や灯明などを供える奉献の儀、読経供養の後、少年部長(43)が体験説法。お役やサンガ(教えの仲間)との関わりを通し、悩みの種だった父と弟への見方が感謝に変わった喜びを発表した。
西日本豪雨の見舞金に対し京都府から本会に表彰状
「京都府開庁記念日記念式典」が6月19日、京都市にある府民ホール・アルティで行われ、席上、立正佼成会が「篤志者」として表彰された。昨年7月の西日本豪雨(平成30年7月豪雨)で災害に見舞われた同府への本会一食(いちじき)平和基金による見舞金(150万円)の贈呈に対してのものだ。
佼成学園高アメフット部「ロータス」 関東大会3連覇
「第45回関東高等学校アメリカンフットボール大会」の決勝が6月23日、東京・調布市のアミノバイタルフィールドで行われ、佼成学園高校アメリカンフットボール部「ロータス」が法政大学第二高校に39対21で勝利し、同大会3連覇を達成した。