新着

「一食地域貢献プロジェクト」2024年度活動報告&25年度取り組み開始

本会一食平和基金運営委員会(委員長=齊藤佳佑教務部長)は、2024年度の計画に基づき、「一食地域貢献プロジェクト」を実施した。昨年は86教会が参加し、計181団体に総額1968万1000円を支援した。

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「被災者への救援活動は諸宗教者のネットワークで」(海外通信・バチカン支局)

ミャンマー中部の同国第2の都市であるマンダレー近郊を震源に、3月28日、マグニチュード7.7の大地震が発生した。ミャンマー軍政は4月1日、ミャンマー地震の死者が2719人に達し、3000人を超えるとの予測を明らかにした。

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教団創立87周年記念 会員の感謝の声と各教会の取り組み

3月5日、立正佼成会は創立87周年の記念日を迎え、大聖堂(東京・杉並区)と全国各教会で記念式典が盛大に営まれた。式典当日、教えに出遇(であ)えた感謝の思いで大聖堂を参拝した会員の声とともに、本会と庭野日鑛会長の米寿を祝い、趣向を凝らした取り組みを展開した新津、取手、宮崎の各教会の様子を紹介する。

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【精神科医・名越康文さん】虚しさが癒える道筋は仏教にある

人間を含めた全ての生物は「死」を避けられない。やがて迎えるいのちの終焉(しゅうえん)を前に、「人はなぜ生きるのか」との問いに答えを持たないことが、漠然とした空虚感や不安の根底にあると仏教に造詣が深い精神科医の名越康文さんは指摘する。「解決の糸口は仏教にある」と語る名越さんに、虚(むな)しさを解消し、充実した生き方をするためのヒントを聞いた。

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バチカンから見た世界(165) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

3宗教間の融和なくして中東和平は実現できない(14)—ガザでの停戦を守れないネタニヤフ政権の内実—

イスラエルのネタニヤフ首相は3月18日、パレスチナ自治区ガザを実効支配していたイスラーム組織ハマスが、イスラエル人の人質を解放しないため「ガザでの軍事作戦を全面的に再開」したと述べ、同地区での大規模な攻撃を行った。一方で、同国のイツハク・ヘルツォグ大統領は、「私たちの眼前で起こっていること(軍事作戦の再開)に対する深い動揺」を表明した。この大規模な軍事作戦の再開によって、既に子どもたちを含む600人を超える死者が出ており、2023年10月の戦闘開始以来の累計死者数は5万21人(パレスチナ自治区保健局)となった。

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令和7年次「ドリーム・ギフト」実施概要

「ドリーム・ギフト」は、紛争下で厳しい生活を余儀なくされた子どもたちに心を寄せて「一食(いちじき)を捧げる運動」(一食運動)を実践し、必要とされているものと一緒に、幸せを祈って書いた手紙(メッセージカード)を届ける活動です。

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「核兵器禁止条約と世界の諸宗教者」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

核兵器禁止条約と世界の諸宗教者

米・ニューヨークの国連本部で3月3日から7日まで、「第3回核兵器禁止条約締約国会議」が開催された。

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栄福の時代を目指して(6) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

驚愕の世界史的事件

読者の皆様は、映画『スター・ウォーズ』をご覧になったことがあるだろうか。宇宙の銀河共和国を守るジェダイ評議会を中心に共和国の盛衰や再興を描く物語だ。この中の『エピソード3/シスの復讐』における忘れがたい衝撃的なワンシーンとして、共和国のパルパティーン最高議長が実は、悪の中心である暗黒卿ダース・シディアスだったことがわかる映像がある。議長を徐々に信じてきた若きアナキン・スカイウォーカーは、それを知って初めは倒そうとしたものの、心理的誘惑にかかって操られてしまい、議長を逮捕しようとしたジェダイのNo.2(メイス・ウィンドウ)を殺してしまう。この結果、スカイウォーカーは暗黒面に落ちて暗黒卿ダース・ベイダーとなり、他の多くのジェダイも倒されて共和国は崩壊し、暗黒卿が操る銀河帝国へと変化してしまうのである。

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食から見た現代(14) “安心・安全”な食の時間〈前編〉 文・石井光太(作家)

神奈川県相模原市の閑静な住宅街にある児童養護施設「中心子どもの家」(https://kodomo.chusinkai.net/)に、調理スタッフたちが出勤するのは早朝の5時過ぎだ。寝静まっている暗い廊下を通って奥の調理室へ行き、前日に仕込んでおいた食材を手分けして調理していく。

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カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~(3) 写真・マンガ・文 平田江津子

“運命の分かれ道”となった出会い

カズキは、3歳から知的障害児通園施設に通い始めました。就学先の小学校については、医師や専門家、施設スタッフの全員から「特別支援学校がふさわしい」と言われていたので、彼にとってそれがいちばん良い道だと思っていました。

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