RKINAオンラインセンター開設から1年 一般社会に本会の教えを発信 本会初のウェブサイト上の拠点として活動

吉澤孝之RKINAセンター長

吉澤RKINAセンター長

米国の文化では、自分の生き方への疑問や苦しい状況下での救いを、宗教や哲学に求める傾向があります。なので、自らオンラインセンターにアクセスしてくる人たちは、皆、法華経や佼成会に自分が求めているものを探しに来ているため、「学びたい」という意欲が強くあります。

そうした人たちが「法華経とは」「佼成会の教えとは」「どんな修行をしているんだろう」と知りたい時に、ちょっとのぞいて見る感覚で、あまり敷居が高くなく入ってこられる場になるよう、普(あまね)く人々へオープンな雰囲気の提供を意識しています。

オンラインの法座や法華経勉強会に参加するのに、会員、未会員は問いません。1、2回、法座や勉強会に参加され、自分には合わないと思って、来なくなる人もいます。それでいいんです。多くの人に佼成会の教えに触れてもらえるチャンスを提供できるようにしています。もっと法華経や佼成会について知りたい、熱心に修行をしたいという人たちが会員となっています。そのプラットホームになれるよう日々改善しています。

対面での触れ合いとは違って、インターネット上での活動は、車を運転する際の、最短距離を示すカーナビのようにはなれても、助手席に乗って、共に迷ったり、高速道路に乗れて喜んだりといった、個々人に寄り添うことがなかなか難しいという課題はあります。だからこそ、いつでも、どこでも、誰にでも教えに触れられるコンテンツや場を用意しています。

SNSやYouTube、Zoomなどのデジタルコンテンツに重点を置いていることは、従来の信仰活動とは異なるように見えるかもしれませんが、それはあくまでも、教えを学ぶことや、サンガとつながるツールです。草創期から諸先輩方が大切にされてきた信仰は同じです。教えを基に人々が幸せになり、輪が広がって、家庭、地域、社会、国家が明るくなる。世界の平和を目指す魂は変わりません。一人でも多くの人が「目覚め」(WOKE)、菩薩になるその入り口に、RKINAオンラインセンターがなれるようにと願っています。

会員(47歳、男性)

よりよい自分になりたいと思い、さまざまな宗教を本やウェブサイト、SNSで調べて、勉強している時に、Facebookで立正佼成会のアカウントに出会いました。そこには開祖さまの心の底から人さまを思う気持ちがお言葉に表れていて、とても温かい気持ちになりました。詳しく知りたいと思い、メッセージを送ると、スタッフの方が丁寧に教えてくださり、オンライン法座に誘ってくれました。

初めて法座に入る時はとても緊張をしていましたが、皆さんが親切に受け入れてくださり、まるで何年も前からの知人のように感じました。それから、どんなに忙しくても、毎週行われている法座の時間を大切にしています。法座は私の魂の栄養となっています。

人生を豊かにする教えが簡潔に説かれている会長先生のご法話や、サンガ(教えの仲間)との法座、ご供養を通して、物事の良い面を見られる智慧(ちえ)という宝石を発見し、毎週、修行目標の実践に努めています。

その宝石に気づいたことで、私の人生は最高の道を歩むことができています。佼成会との出会いは、貴重な贈り物でした。自分も、自分と触れ合う人も含めて多くの人を幸せにし、世界を平和にできる教えだと実感しています。オンラインセンターの皆さんとは直接会ったことはなく、遠く離れて暮らしていますが、互いに高め合い、支え合える家族のような大切な仲間です。