学林光澍サマーセミナー 自己理解を深め、未来描く

杉野学長の講義では参加者との対話が行われ、高校生一人ひとりが自身の夢や目標を語った
大学や専門学校への進学を目指す高校生たちが、現役大学生との交流を通して進路への意識を高める立正佼成会の「学林光澍サマーセミナー」(学林光澍グループ主催)が8月3日から5日まで、行学園と第二団参会館(東京都杉並区)を拠点に行われた。3年ぶりの開催となる今回は、全国13教会から20人が参加し、光澍大学科生16人が受け入れを担った。

今の自分を形づくってきた「縁」を振り返るワークを実施
今回のテーマは『未来へつながるサマーセミナー』。参加者が自分の性格や価値観を掘り下げる「自己理解」に取り組み、前向きに将来の目標を考える一助となるプログラムが企画された。実行委員長(22)=光澍大学科49期生=は「人生の岐路に立つ高校生はいろいろな不安を抱えています。彼らが『自分とは何か』を深く学び、自信を持って未来を歩めるようにとの願いを込めました」と話した。
初日に行われたプログラム「『縁』を紡ぐ、私たちの旅」では、これまでの人生を振り返り、身近な人から受けた影響を可視化したチャート「マイ・エン・マンダラ」を作成。参加者は班ごとに語り合い、「模試の結果が振るわなくても、父の励ましがあるから次の目標に向けて頑張れる」「自信をなくして落ち込んだ時、『ありのままの自分でいいよ』という友達の言葉が支えになっている」などと、今の自分を形づくってきた家族や友人との縁をかみしめ、共に感謝を深めた。

光澍生の一人は、ブラジル留学での学びを紹介する授業を行った
2日目には、大学での学びを疑似体験する「専門講義体験」が行われた。講師役の光澍生は、自身が専攻する法学や環境問題をはじめ、大学で過ごす一日の紹介、海外留学中の体験談など16のテーマで授業を開講。参加者は関心のある授業を選んで受講し、活発な質疑応答を交えながら大学生活への想像を膨らませた。

杉野学長は参加者に「本当の自分に出会う」大切さを伝えた
続いて、杉野恭一学林学長が講義に立った。杉野学長は高校生一人ひとりと対話し、「子どもが好きなので教育の仕事をしたい」「見る人を笑顔にする動画投稿者に憧れる」といった夢や目標に耳を傾けた。その上で、理想の実現には心の奥にある願いに気づき、「本当の自分に出会う」ことが大切だと説示。自らに課せられた使命や召命とは何かを考えながら、多様な価値観を持つ仲間と出会い、成長してほしいと語りかけた。
最終日を迎えた参加者は、20歳の自分に宛てた手紙の形で夢や目標を書き記すプログラムに取り組んだ。最後に、熊野隆規教団理事長によるゲスト講話が行われた。

高校生たちはさまざまなワークを通して自己理解を深め、仲間と気づきを分かち合った
参加した仙台教会の高校生(16)は、「普段はあまり教会活動に参加できていませんが、全国から高校生が集まるこの機会に、自分の視野を広げてみたいと思って参加しました。元々、自分の思いや考えを誰かに伝えることに苦手意識があったのですが、温かく迎えてくれた班のみんなと語り合い、徐々に言葉にすることができました。ワークの中で書いた『人生は誰かに使われるものでなく、自分で切り開くもの』という信念を大切に、大学進学を目指したいです」と語った。





