WCRP創設50周年記念式典・シンポジウム 『Our Heart for All Beings~宗教協力の新たな扉~』をメーンテーマに (動画あり)

第1回WCRP世界大会と同じ会場で行われた記念式典・シンポジウム(写真は全て、WCRP/RfP日本委提供)

『Our Heart for All Beings(共にすべてのいのちのために)~宗教協力の新たな扉~』をメーンテーマに、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会による「WCRP創設50周年記念式典・シンポジウム」が11月24日、京都市の国立京都国際会館「メインホール」を会場に、オンラインを併用して行われた。

当日の様子(クリックして動画再生)

同大会は当初、昨年11月に京都で開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今秋に延期された。感染防止対策が取られた会場には、各教団の代表や日本委の賛助会員約350人が参集。150人がライブ配信を視聴した。立正佼成会から同日本委会長の庭野日鑛会長、同理事の國富敬二理事長、中村憲一郎参務(京都教会長)らが出席した。

WCRP/RfPは、1970年10月16日から21日まで国立京都国際会館で開催された第1回世界大会を機に、平和の実現を目指した取り組みを継続していくための国際組織として創設された。現在、米国・ニューヨークに国際委員会の事務局を置く。各国にある諸宗教評議会(IRC=国内委員会)の一つとして72年に発足した同日本委は、現在、公益財団法人として、諸宗教の連帯を基盤に五つの特別事業部門(タスクフォース)と常設機関(平和研究所、女性部会、青年部会)を設け、各界と協力しながら、さまざまな支援や提言活動を推進している。本会は同日本委の協力教団であり、会員レベルでも活動に参画している。

同式典・シンポジウムは、創設の理念と半世紀にわたる宗教協力の歩みを振り返り、先達に感謝と敬意を表すとともに、今後のビジョンと行動を共有することが目的。第1回世界大会と同じ会場で、二部構成で行われた。

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