佼成病院開院記念式典 庭野会長が臨席

佼成病院の2019年度「開院記念式典」が9月9日夕に開催された

立正佼成会附属佼成病院(東京・杉並区)の2019年度「開院記念式典」が9月9日夕、庭野日鑛会長臨席のもと同病院観音ホールで開催された。同病院職員、教団役職者ら約70人が参加した。

式典では、永年勤続者の表彰に続き、庭野会長が法話に立った。庭野会長は、「南無の会」元会長で、臨済宗妙心寺派龍源寺第16世住職の松原泰道師が著した文章を引用。仏教徒の根本的な願である「四弘誓願(しぐせいがん)」についての松原師の解釈として、身近な人への奉仕(布施)や、一日を精いっぱい生きることなど、生活に即した分かりやすい実践を紹介した。その上で、これは、仏教徒だけでなく、医療をはじめさまざまな分野の人々にとっても大事な教えであると強調した。

この後、甲能直幸院長があいさつ。社会のニーズに応じ、時代に合った病院づくりの重要性を語った上で、「患者さんとその家族に、『ここで診てもらって良かった』と実感して頂けるような病院を職員の皆さんとつくっていきたい」と話した。