親子で取り組むゆめポッケ 全国から2万2927個 アフガニスタンやレバノンなどへ

立正佼成会の小・中学生による平和活動として、今年6月1日から8月31日まで、「親子で取り組むゆめポッケ」キャンペーンが行われた。同期間中に全国から寄せられたゆめポッケの総個数は2万2927個に上り、配付先であるアフガニスタンやレバノンなどに送られる。主管部署の青年ネットワークグループが発表した。

「親子で取り組むゆめポッケ」は、紛争や迫害により傷ついた世界の子供たちに、本会の小・中学生が保護者などと一緒に手作りの布製の袋に文房具やおもちゃなどを詰めたゆめポッケをおくる平和活動。19年目を迎えた今年、全国各教会では、紛争や対立が続いて厳しい生活を送る子供たちの現状を知る学習会が開催され、小・中学生たちは活動の意義を理解して、親子でゆめポッケ作りに励んだ。また、ゆめポッケの輸送費に活用するため、食事や菓子を控えて献金する「一食(いちじき)を捧げる運動」にも取り組んだ。

キャンペーン期間終了後、青年ネットワークグループは協力団体の情報を基に配付候補地の状況を把握し、選定した。配付先と現地パートナー団体、配付個数は次の通り。

  • アフガニスタン/NPO法人「JEN」(ジェン)=4157個
  • レバノン/国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)=3210個、社会福祉と職業訓練のための全国協会(NISCVT)=4000個
  • パレスチナ・ガザ地区/UNRWA=9900個
  • フィリピン・ミンダナオ島/ミンダナオ子ども図書館(MCL)=1660個