表情も豊かに演奏　ライブだからこそ感じられる迫力を皆さまに

――最後に、佼成ウインドのファンの方にメッセージをお願いします

佼成ウインドの演奏は、ＣＤを通して鑑賞してくださっている方が多いと思います。実は、ＣＤの音はリスナーが家でリラックスした状態で聴いて、心地よく感じてもらえるように、バランスを調整して製作されています。ですので、演奏会に足を運んで頂いて、生の演奏を一度体感して頂ければと願っています。

依頼を受けて、ミュージカルで演奏することがあるのですが、ミュージカルの役者の方って、演技やおしゃべりの抑揚が大きくて、表情も豊かですよね。舞台から受ける感動は、その迫力にあると思うのです。

僕たちの演奏も、２０００人が入るホールであれば、３階の隅の席に座っているお客さままで届くように想定して演奏しています。それは、ＣＤでは味わえない生の迫力です。演奏者一人ひとりの表情も、動きも豊かです。

ぜひ会場に足を運んで頂いて、ＣＤとはまた違ったライブ演奏の魅力を体感してみてください。

プロフィル

ほんま・かずや　１９７０年、新潟・佐渡市生まれ。東京コンセルヴァトアール尚美（現・尚美ミュージックカレッジ専門学校）ディプロマコースを卒業。シエナ・ウインド・オーケストラでの演奏活動を経て、２００９年、東京佼成ウインドオーケストラに入団した。高校生の時、日本トランペット協会主催のトランペットフェスティヴァルオーディションに合格。以後、東京コンセルヴァトアール尚美コンクール第１位、第２８回新潟県音楽コンクール県知事賞、第１６回日本管打楽器コンクール第３位を受賞した。楽団員としての活動以外にも、ミュージカルや映画、テレビＣＭの演奏などに携わり、活躍する。