東京佼成ウインドオーケストラ 第161回定期演奏会
東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)による「第161回定期演奏会」が4月28日、なかのZERO(東京・中野区)で開催された。大型連休を前に、約950人がクラシック音楽の世界を楽しんだ。
“兄弟姉妹”のフォコラーレ運動メンバーが来会 強い絆で共に世界平和の実現を
立正佼成会と“兄弟姉妹”のような関係にあるフォコラーレ運動(カトリックの在家運動体、本部・ローマ)のマーガレット・カラム会長はじめ一行14人が5月1日、本会本部(東京・杉並区)を訪問し、大聖堂で行われた「朔日(ついたち)参り(布薩=ふさつ=の日)」式典でカラム会長があいさつに立った。
傷ついた人類と地球の癒やし――バチカンがベサク祭を機にメッセージ(海外通信・本紙バチカン支局)
上座部仏教徒の多い国々では、インド暦でベサク月の満月の日に、釈尊の降誕、成道(悟り)、入滅(いずれも満月の日であったと伝えられている)を同時に祝う「ベサク祭」という慣習がある。バチカン諸宗教対話省は4月21日、ベサク祭に際して世界の仏教徒に宛てた『仏教徒とキリスト教徒――慈悲と愛を通して傷ついた人類と地球を癒やそう』をテーマとするメッセージを公表した。
「学んだことを後世に受け継ぎたい」 現地での沖縄平和学習会が再び
3月23日から26日まで、立正佼成会中京支教区の「沖縄平和学習会」(団長=増田貴正中津川教会長)が開催された。参加したのは、コロナ禍の中で入学した高校生たち。修学旅行といった学校行事が中止されるなど数々の制約を強いられてきた学生たちに、自分の目で見て、肌で感じる喜びを味わってほしいと、オンラインではなく現地学習が行われた。
バチカンから見た世界(137) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
教皇のハンガリー訪問――戦争の独奏者と欧州の統一理念
ローマ教皇フランシスコは、4月28日から30日までハンガリーを訪問した。28日、首都ブダペストに到着した教皇は、すぐにノヴァク・カタリン大統領と会見。大統領府の記帳書に、「巡礼者、友人としてハンガリーに来ました。ハンガリーは、歴史と文化に富んだ国です。橋と聖人の町であるブダペストから欧州全土に思いを馳(は)せ、一致、連帯した欧州が、今でも平和と受け入れの家であるように願います」と記し、ハンガリー訪問の意義を伝えた。
4年ぶりにハワイ、サンフランシスコ両教会が祭りに参加 笑顔で行進
今春、アメリカの地に笛、鉦(かね)、太鼓の華やかな音色と、威勢のいいかけ声が帰ってきた。コロナ禍の影響で中止されていた「ホノルル フェスティバル」と「北カリフォルニア桜祭り グランドパレード」が4年ぶりに開催され、立正佼成会ハワイ、サンフランシスコ両教会がそれぞれマトイ行進を披露した。
内藤麻里子の文芸観察(44)
砂原浩太朗さんの『藩邸差配役日日控』(文藝春秋)は、藩邸の「差配役」という、現代でいえば会社の“総務部”のような役職を創り出したことがお手柄の時代小説だ。連作短編で日々巻き起こる騒動をつづりながら、底に流れる陰謀を鮮やかに描き出す。