終戦から77年 大聖堂で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典 (動画あり)

第二次世界大戦の終結から77年を迎えた8月15日、立正佼成会の「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典が東京・杉並区の大聖堂で行われた。新型コロナウイルス流行の影響で会員は参集せず、インターネットでライブ配信(会員限定)された式典の模様を視聴し、全ての戦争犠牲者の冥福と世界の恒久平和を祈念した。当日、法話に立った庭野日鑛会長は、釈尊の誕生偈(たんじょうげ)である「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」の意味に触れ、「人間は一人ひとりが皆、尊厳なる存在である」ことを踏まえて精進する大切さを述べた。

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新宗連青年会 第57回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典 庭野会長が出席

新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)の主催による「第57回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」が8月14日、東京・千代田区の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開催された。立正佼成会から新日本宗教団体連合会(新宗連)顧問の庭野日鑛会長、同監事の國富敬二理事長、同理事の和田惠久巳総務部部長、同評議員の佐原透修総務部次長(渉外グループ)が出席。式典の様子はインターネットを通じてライブ配信された。

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【特別インタビュー 第39回庭野平和賞受賞者 マイケル・ラプスレー師】 傷ついた人々を癒す――自身の悲劇をきっかけに「治癒者」として

南アフリカの聖公会司祭で、今年「第39回庭野平和賞」を受賞したマイケル・ラプスレー師(73)へのインタビューがこのほど、リモートで行われた。インタビュアーは、庭野平和財団の庭野浩士理事長(選名・統弘)が務めた。同師は1973年、「アパルトヘイト(人種隔離)」政策下の南アフリカに派遣された。反アパルトヘイト運動に身を投じていた90年、南アフリカ政府の仕業とされる手紙爆弾で両手と右目を失った。この壮絶な体験を経て同師は、暴力や差別で傷ついた人々を癒(いや)す「記憶の癒し」ワークショップを開始。その活動は海外にも広がっている。『傷ついた人々を癒す』をテーマに行われたインタビューの内容を紹介する。(文中敬称略)

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