戦争は人間性を喪失させる――宗教者たちがウクライナでの多数の民間人殺害を非難(海外通信・バチカン支局)

ロシア軍の撤退後、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャ、イルピン、ボロディアンカなどで、多数の民間人の殺害が次々と明らかになっている。イタリアの「ANSA通信」は4月6日、ウクライナのイリーナ・ヴェネディクトワ検事総長が、国内全土で発生した5000件を超える「戦争犯罪」について捜査を開始し、人類に対する犯罪や民族虐殺の可能性にまで捜査の幅を拡大する意向を表明していると報じた。

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新型コロナウイルスへの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(46)

新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、家族やサンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介します。今回は、葛飾教会壮年部長です。

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大聖堂周辺の桜が満開

春を迎えて気温が上がり、東京では桜が開花した。大聖堂周辺(東京・杉並区)や佼成学園中学・高等学校などでも桜の見頃を迎え、咲き誇る桜が行き交う人の目を楽しませている。

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教皇がカナダ先住民に謝罪(海外通信・バチカン支局)

ローマ教皇フランシスコは4月1日、バチカンでカナダの先住民「イヌイット」「メティ」「ファースト・ネーション」の代表者、彼らに同行したカナダのカトリック司教らと面会し、かつてカトリック教会運営の寄宿学校で起きた先住民の子供に対する虐待について謝罪した。

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内藤麻里子の文芸観察(31)

自分のやりたいことは何だろう。私にはどんな仕事が向いているのか。若い頃から我々はずっとそんなことを考えているのではないだろうか。角田光代さんの『タラント』(中央公論新社)は、「使命」「賜物(たまもの)」「才能」などの意味を持つ題名だ。主人公は、タラントとは何か、自分にタラントはあるのかと考え続ける。その姿は、しがない私たち自身に見えてくる。

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