教皇がカナダ先住民の子供たちの遺骨発見に言及(海外通信・バチカン支局)

カナダの「真実と和解委員会」は2015年、先住民の子供たちが寄宿学校で暴力、栄養不足、性的暴行などの被害を受け、少なくとも4000人が病気や(教師たちの)注意不足による事故、暴行で死亡したというリポートを公表した。今年5月には、同国西部バンクーバーから250キロ北東にあるカムループスの寄宿学校跡で、記録されていない215人の子供の遺骨が発見され、カナダ国民に強いショックを与えている。

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共生へ――現代に伝える神道のこころ(4) 写真・文 藤本頼生(國學院大學神道文化学部准教授)

神道を暮らしに活かすため いま一度知りたい「神社の役割」

前回は『日本書紀』の三大神勅(しんちょく)を中心に神話の指し示す考え方について述べた。読者の中には、神話の世界観もいいが、日本の神々や神社の違いについて知りたいと思う方もいると思う。そこで今回は、神道の教えを日々の暮らしに活かすためにも、「神社」というものの理解とともに、神社に祀(まつ)られる神々の分類について述べたい。

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唯仏与仏(80) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

「法師品」の一節に、「衆生(しゅじょう)を愍(あわれ)むが故(ゆえ)に此(こ)の人間(にんげん)に生(しょう)ずるなり」とあります。つまりみなさんは、貪欲や憎悪や嫉妬(しっと)などによって苦しんでいる人たちを哀れと思って、「あの人たちを救いたい」という慈悲心を胸に抱いてこの世に生まれてきたのです。表面の意識では「私は凡夫に過ぎない」と思っていても、法華経に会い得たという事実において、そういう尊い使命をもっていることが保証されているのです。

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えっ、これも仏教語!?(51) 【くふう】工夫

特に禅宗で多く用いられている言葉です。

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