男たちの介護――(18) 仲田惠三さんの体験を読んで 津止正敏・立命館大学教授

新しい介護生活の可能性

住まいのある地元から生家まで、500キロをまたいで親の介護を担っている仲田惠三さん(71)=仮名=。電車を乗り継げば10時間、車で急いでも8時間超に及ぶ「遠距離介護」のカタチは、核家族世帯が圧倒的多数派となった時代の象徴かもしれません。今を生きる私たちの、誰にも起こり得る介護問題とも言えましょう。

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唯仏与仏(44) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

秋に実る米も木の実も、自分にそなわる力だけで実るのではなく、太陽の光や大気の作用、地中からの養分や水分などの助けがあって成熟するのです。私たちの信仰も、それと同じです。教会道場に通い、法座に加わり、同信の人びとの精進(しょうじん)ぶりに刺激されて、その体験のすばらしさに励まされるなかで、「よし、私も」という意欲が湧いてくるのです。

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『利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割』(27) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

令和の意味とその理想を実現する道

今月になって、新しい年号の考案者と目されていた国文学者の中西進氏が「文藝春秋」に寄稿して、事実上それを認め、令和を「『麗しき平和をもつ日本』という意味だ」と解説し、「麗しく品格を持ち、価値をおのずから万国に認められる日本になってほしいという願いが込められている」と述べたという(朝日新聞5月10日付)。そうしてみると、政権の思惑を超えて人々がこの年号を用いるために先月に私が書いた「令和」の意味は、考案者の思いそのものだったということになる。

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TKWO――音楽とともにある人生♪ トランペット・奥山泰三さん Vol.3

世界の吹奏楽界の巨匠であったフレデリック・フェネルさんとの出会いを通じて、奥山泰三さんのトランペット奏者としてのプロ意識は培われてきた。演奏する上での心得や指導者としての顔、日本の吹奏楽界への貢献も視野に入れた演奏活動などを紹介する。

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