現代を見つめて(37) コンビニへの眼差し 文・石井光太(作家)

コンビニへの眼差し

コンビニエンスストアの二十四時間営業をめぐる本部(本社)とフランチャイズ店オーナーとの対立が引き金になり、セブン‐イレブンの社長が交代するまでの事態に発展した。

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えっ、これも仏教語!?(29) 【おっくう】億劫

古くは「おくこう」、あるいは「おっこう」と読まれていました。それが転じて現在の「おっくう」となりました。

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唯仏与仏(45) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

「慈悲」の「慈」は「まわりの人を幸せにしてあげたい」という心で、「悲」は「人の苦しみを抜いてあげたい」という心です。これをわかりやすくいえば、「思いやり」ということになります。苦しんでいる人を見れば「ああ、お気の毒に」と思い、「何とかしてあげたい」と思う心です。そして、その「思いやり」を実践に移すことです。

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新・仏典物語――釈尊の弟子たち(24)

最後の弟子

淡い月の光が、林を抜ける小道を照らしていました。月明かりに浮かぶ、その白い道を一人の老いた行者が歩んでいました。石につまずいてはよろめく身体を杖(つえ)で支えながら、スバッダはゆっくりと足を進めました。やがて、粗末な庵(いおり)が見えてきました。庵の傍らに立つ沙羅(しゃら)の樹の下に、釈尊が横臥(おうが)されていました。「お釈迦さまが今夜、入滅される」と伝え聞き、スバッダは釈尊のもとを訪れたのでした。

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