岩田日見師(日蓮宗波木井山円実寺住職)の本葬儀 庭野会長が出席
日蓮宗の波木井山円実寺(山梨・身延町)の第三十五世住職を務め、昨年11月30日に世寿84歳で遷化した岩田日見師の本葬儀が3月8日、同寺本堂で行われた。立正佼成会から庭野日鑛会長が出席。元理事長や教団役職者、教会長、会員約200人が参列した。また、本葬儀後に同町内のホテルで営まれた「岩田日見上人を偲(しの)ぶ会」では、庭野会長があいさつに立った。
バチカンから見た世界(77) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
「平和を望み、促進し、その道具となるために集まった」に込められた教皇の決意
ローマ教皇フランシスコは2017年4月、エジプト・カイロにあるイスラーム・スンニ派最高権威機関「アズハル」でアハメド・タイエブ総長によって企画された「平和のための国際会議」に出席した。その席上、スピーチに立った教皇は、「暴力は全ての宗教性を否定するもの」であり、「利己主義を絶対化して『聖』を名乗る――その暴力の仮面をはがしていくように」と語った。
【詳報】本会「創立81周年記念式典」 人材育成を誓願
立正佼成会の「創立81周年記念式典」が3月5日、東京・杉並区の大聖堂をはじめ全国各教会で挙行された。大聖堂の式典には会員約3500人が参集。法話に立った庭野日鑛会長は、「家庭での教育が、最も肝心な、根本的な教育」と強調し、親が教えに沿った生き方の模範を示すことで、子供の宗教心が育まれると述べた。式典の様子は、国内外の教会や拠点にインターネットで同時配信された。
創立81周年記念式典祝辞 円応教教主・深田充啓師
開祖、庭野日敬先生は、万人に救いの手を差し伸べられ、いつも笑顔で接しておられました。その笑顔は、まるで慈愛に満ちた菩薩のようで、会員の皆さまはもちろん、私も勇気と希望を頂いた一人でございます。
おもかげを探して どんど晴れ(13) 文・画 笹原留似子(おもかげ復元師)
「いのちの授業」後編
だから今日を後悔しないように生きるためには、その日のうちに、大切な人に「ありがとう」と伝えておくこと。これがとても大切です。そして、ハグし合う。それが思春期で恥ずかしいのであればハイタッチでも良いですよ。
唯仏与仏(35) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話
人生の苦労を重ねた人は、人さまの苦しみを共感できる豊かな心の持ち主です。その意味では、法華経の教えは、苦労を重ねた人ほど身にしみこむのです。いま、苦悩を抱えているならば、その体験は必ず、人さまに喜びを分かち与える力に変わると信じてください。必ず、あなたと同じ苦悩をもつ人と出会い、相談相手にならせていただく日がくるはずです。苦難は、人さまを仏さまの教えに導く「万億(まんのく)の方便(ほうべん)」を身につけさせてくれるのです。
TKWO――音楽とともにある人生♪ バストロンボーン・佐藤敬一朗さん Vol.2
楽器のリペア職人を目指していた佐藤敬一朗さんは、コンペティションに入賞して奏者の道を志した。Vol.2では、東京佼成ウインドオーケストラに入団するまでのいきさつや奏者として喜びを感じる瞬間を紹介する。また、佐藤さんだけが担う佼成ウインドでの役割があるそうで、そのことについて聞いた。
男たちの介護――(10) 変わりゆく父 激動の中での決断
父は最期まで私が看よう
8年前のことだ。「ここに置いてあった銀行のキャッシュカードをどこへやった! おまえ、俺の金、盗んだだろう」。突如激高する父親に、徳田昌平さん(74)は困惑した表情で答えた。「いいかげんにしてくれよ。父さんの金なんて盗んでいないよ。父さんの方こそ、この間、キャッシュカードを外出先で無くしたばかりじゃないか」。
2019年度「アフリカへ毛布をおくる運動」概要発表 キャンペーン期間は4月1日~5月31日
立正佼成会が参画する「アフリカへ毛布をおくる運動」(同運動推進委員会主催)は、今年で35年を迎える。その毛布の収集キャンペーンが4月1日から5月31日まで実施される。キャンペーンに参加する各教会では、それぞれの計画に基づき、運動のPR活動や毛布の収集が包括地域で展開される。
現代社会に「縁」をつくる 国際宗教研究所と上智大グリーフケア研究所が公開シンポ
貧困や孤立といった問題を乗り越え、人々が支え合う社会の実現に向け、宗教や宗教者の役割を考える公開シンポジウムが2月17日、東京・千代田区の上智大学で開催された。テーマは『支え合う、はぐくむ、宗教の力――格差と孤立を越えて』。国際宗教研究所、同大学グリーフケア研究所が共催した。